夏旅11日目。
この日はミュンヘン中央駅から歩いて街の中心、マリエン広場へ。
途中歩行者天国でショッピングストリートとなっているノイハウザー通りなどを見て回った。
お昼は庶民の市場として親しまれているヴィクトアリエン・マルクトへ。
野菜や果物を始め花・肉・ジュース・おみやげものと色々なものを売っている巨大野外市場。
お花屋さんもたくさん出ていた。
色々と見て回るだけでも楽しい市場。
市場の中のカフェでミュンヘン名物、白ソーセージをいただいた。
白ソーセージは仔牛肉に香辛料を混ぜたすり身を白い皮で包んだソーセージで必ずゆでて食べるそう。
茹でてあるソーセージはお皿の上に取り出し中身を皮からはがして、独特の甘いマスタードにつけて食べる。
ソーセージは柔らかく魚肉ソーセージのような弾力。
塩味のプレッツェル、甘みのあるマスタードにつけたソーセージとビールにぴったりのおつまみ。
残念ながら私達はお酒を飲まないのでビールと一緒に楽しむことは出来なかったがとても美味しかった。
夏旅も12日目。
いよいよ旅も終わりに近づいた。
午前中は近くのデパートなどでお土産を買い、午後は「ツム・フランチェスカーナ」というお店でランチ。
ショッピングストリートにあるレストランはどこもいったん店に入ると奥行きが深く客席数が
大きい店が多い。 この店もスタッフだけで30~40人はいそうで活気があって楽しそうだ。
人が一生懸命働いている姿を見るのは本当に楽しいし、自分も頑張ろうと思える大好きな光景。
その後、高級デリカッセンで有名な「ダルマイヤー」へ。
創業300年と言う老舗は地元客、観光客でいっぱい。
お惣菜やデザート、コーヒー、紅茶、肉、魚、チーズなどなどどれもおいしそうなものばかり。
ドイツに来て初めて美味しそうと思ったと言っても過言ではありませんでした。
ここでりんごのパイを買ってホテルに持ち帰り食べました。
りんごが酸っぱかったけれど、その酸味とパイの甘みが相まっておいしかった。
そして、翌13日目、ドイツからアムステルダムを経由して日本へ。
ヨーロッパの美術館や宮殿に行って思うのは見学者が多すぎずゆっくり見れること、そして
信じられないぐらい至近距離で自分のペースでじっくり見れること、
その時代に少しの間タイムスリップ出来る非日常空間と時間がこの上ない
幸福な時を与えてくれるなあとつくづく思う。
古くから受け継がれてきた伝統、美術、工芸品、建築物。
職人の仕事、人々の仕事の偉業をまじかで見て
「人はここまでできるんだ。」
という知恵と努力を尊敬し力をもらえる時間。
世界中の人々が家族や大切な人と共に旅行と言う形で過ごしている光景。
その光景を見ている幸せ。
人々が幸せにしている時間を眺めているのはなんて幸せなんだろう・・
日々色々なことがある。
悲しいこと、辛いことも含めて。
でも楽しい時間を体現できること、
この時間を大切にすること、
幸せは一つ一つの積み重ねで出来ている。
楽しい思い出を大切にまた頑張りたい・・・
今年の夏旅日記はこれでおしまい。
お付き合いいただきありがとうございました。
夏休みも終わり店舗営業も今日から再開しております。
また、これからもどうぞよろしくお願い致します!