今日ご紹介する季節の花は枝パンジー。
昔から切り花パンジーはありましたが、私が最初に出会った
35年ぐらい前のパンジーは伸びてきたパンジーの花枝部分のみを切ったもので
短くあまり花もちのしないものでした。
20本ぐらいが束になっていたパンジーはそれで可愛らしかったのですが、
1本ずつ吸水性スポンジに挿すほど茎は強くありませんでした。
それが枝になった状態で出荷されてよくみかけるようになったのは
ここ10年ほどの事ではないでしょうか。
枝パンジーの生産者さんで最も有名なのは群馬県のみやび花園さん。
今日の切り花パンジーブームの第一人者の生産者さんです。
切り花として草丈があることはもちろん、花保ちがよく、
一輪の花が終わってもつぼみが咲いてを繰り返し1本の枝につき
3輪ほどの花をちゃんと咲かせてくれます。
また色合い、咲き方がフリルが強く上品でフェミニンな咲き方が
何とも言えず美しいです。
こんな風に力強く咲くように根に栄養を集中させるよう何度も出荷するまでに
花を摘んで株を強くさせているそうです。
また草丈を伸ばすために夜間も光を当てて成長を促しているそうです。
こういう生産者さんの日々の努力の上に美しい花が生み出されているんですね。
毎年ビューテイフルボーイでは12月ごろから4月ごろまで入荷している枝パンジー。
この季節だけの日本が誇る素晴らしい花をぜひ飾って下さいね。