私も大好きな花、スカビオサ。
原産地 :南ヨーロッパ・アフリカ・アジアなど
学名 :Scabiosa
スイカズラ科・スカビオサ属(マツムシソウ属)
開花時期 4月~6月頃、9月~10月頃 ※品種によって異なります
花色 青・水色・白・青紫・紫・ピンクなど
和名は西洋松虫草。
松虫草”の語源には、2つの説があるそうです。
1つ目は、「スカビオサの花がマツムシの鳴くころに咲くから」という説です。
マツムシとはコオロギ科の昆虫で、8月の終わりから11月頃にかけて鳴くのが特徴です。
スカビオサの開花時期も9月から10月頃であることから、スカビオサは”松虫草”と呼ばれているというのです。
2つ目は、「花が終わったあとのスカビオサが『松虫鉦(まつむしがね)』
という僧侶の持ち物に似ているため」という説です。
花が終わったスカビオサは、針山のような形に変化します。
この針山のようなスカビオサの形が、松虫鉦に似ているところから
「松虫草」と呼ばれるようになったという説です。
スカビオサは、原種だけでも80程度の品種が存在します。
周年出回りはありますが、多く見るのは秋から初夏までの間。
特に3~5月頃にたくさんは出回り、母の日が終わるころには出荷量が減ります。
色は、紫系・ピンク系・ワインレッド・白など。色合いは微妙に違いがありたくさんの品種があります。
切花で出回るのは「スカビオサ・アルプレア」、大輪系の「コーカシカ」と、
実になってから出荷される「ステルンクーゲル」などです。
花としては主役というよりか名脇役という存在の花です。
草花の柔らかい雰囲気と主役の花を引き立てる色合いを持つ花で、
茎の曲がり具合がまっすぐでないところが
ナチュラルな雰囲気がしてどんな花にも合わせやすい花です。
これからしばらく当店でも入荷していますので、ぜひお楽しみ下さい。