5月1日はミュゲ(すずらん)の日。

「すずらんの日」はフランス発祥のイベントです。
フランスでは5月1日に大切な人や恋人にすずらんを贈る習慣があります。

これは1560年ごろフランス王のシャルル9世がすずらんの花束をもらったことがきっかけだそうで、
すずらんは「受け取った人に幸運をもたらす」という意味があることを知り、とても喜び
宮廷の女性たちへすずらんの花を贈るようになったそうです。
これが徐々に市民の間にも広がりました。

一般の人々にすずらんを贈る風習が定着したのは19世紀末頃からだそうで、20世紀になると、
パリ近郊の人々がすずらんを探しに森に行き、野生のすずらんを採取したそうです。

もともとパリ近郊にはたくさんのすずらんが自生していたんですね。

フランスでは5月1日のみ誰でもすずらんを売って良いというルールがあります。
ただし、すずらんは森で摘んでも根が付いていないものと限られており、
また花店から100メートル以上離れた場所で売らなければならないなどの規制があるそうです。

すずらんはユリ科スズラン属の多年草。
学名:Convallaria majalis
和名:鈴蘭
科名:キジカクシ科
属名:スズラン属
原産地:ヨーロッパ・アジアなど

スズラン属という意味のConvallariaは、ラテン語の 「convallis(谷)+ leirion (ユリ)」が語源で
「谷間のユリ」という意味です。同様に英名は“Lily of the Valley”となります。

 

日本のお花屋さんで見かけるすずらんの多くはドイツ原産のドイツスズランで、
日本原産のスズランより花が大きく、香りが強いのが特徴です。

日本では長野県、北海道からのものが多いです。

またバラ、ジャスミンと並び、三大フローラルノートと呼ばれ、
たくさんの有名ブランドからすずらんの香りの香水が発売されています。

また、スズランの香りは「聖なる香り」と言われ、
好きな人にふりかけると自分に振り向いてくれるという言い伝えもあるそうですよ。

 

ステキなエピソードと由来のある「すずらんの日」。

ぜひ日本でも取り入れて、大切な方に贈ってはいかがでしょうか。
香りも楽しめるすずらん。

ぜひこの季節楽しんでいただければと思います。

 

 

 

 

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