今日ご紹介する季節の花は私の大好きな花、ダイヤモンドリリーです。
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ダイヤモンドリリーは、南アフリカ原産のヒガンバナ科ネリネ属
の球根植物で、別名ネリネとも呼ばれます。
ネリネにはたくさんの種類があり、ダイヤモンドリリーはその中の1種類となります。
名前の由来は花弁に陽が当たるとキラキラと輝くことから、
ダイヤモンドダストに例えてこの名前が付けられました。
花色は白、赤、ピンク、複色系などいろいろとあります。
ネリネは、ヒガンバナの仲間のリコリスと近縁で、交雑も可能です。
どちらの花もヒガンバナ科の有皮球根植物で、
草姿、花容もとてもよく似ています。
秋に花を咲かせ、花後に葉が出て生育し、
5月ごろに葉が枯れて夏に休眠する点も同じです。
ネリネは、姿形がヒガンバナに似ていて、
日本ではあまり人気がありませんでしたが、
欧米では育種が盛んに行われました。
最近は日本でも切り花や球根、また鉢物として流通しています。
「ネリネ」の名前の由来は、ギリシア神話の水の精
「ネレーイス」から名付けられています。
日本では秋の球根花として、10~11月ごろ流通量がピークを迎えますが、
ニュージーランドからの輸入のダイヤモンドリリーが2~3月ごろ
市場で見ることができます。
南半球では2~3月ごろが秋だからでしょうか。
いずれにしても一年のうちわずかな期間しか流通しない美しい花です。
ぜひ一度飾ってみてくださいね。