今日ご紹介する季節の花は秋明菊。
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秋を彩る花の一つです。
学名:Anemone hupehensis var. japonica
分類:キンポウゲ科 / イチリンソウ属
和名:秋明菊・貴船菊 英名:Japanese anemoe
原産地:中国
この花を見ると「秋」を感じます。
市場に出回る時期は8~12月ですが、出荷最盛期は9~10月です。
「秋明菊」と名前に菊の文字が入っていますが、菊の仲間ではありません。
キンポウゲ科で、アネモネやクレマチスの仲間です。
花をよく見るとアネモネに花が似ています。
そして何といってもこの花の特徴はたおやかな茎のライン。
この茎のラインを生かして飾ると何とも言えない
この花の良さが引き立つように思います。
花色は白・ピンクで、咲き方も一重咲きと八重咲きがあります。
花弁のように見えるのは花の「ガク」。
中心の緑色の部分がめしべでそれを囲む黄色い部分が雄しべです。
古くに中国から渡来し、今日の貴船山あたりに野生化
したシュウメイギクが生息していることから貴船菊の別名もあるそうです。
シュウメイギクは茶席に飾る「茶花」としても使われることの多い花です。
秋らしい佇まいで、茶花にはピッタリです。
9月~10月には、花鉢としてもよく出回ります。
当店でも取り扱いがあり、人気です。
お庭に植えれば毎年咲く多年草で、
日本の気候には合っているので、育てやすい花です。
切り花としてはあと2~3週間が出荷のピークです。
ぜひこの時期、美しく秋らしいシュウメイギクを
楽しんでいただければと思います。