はやい、早い、もう5月。
いつも言っているような・・・

暖かく過ごしやすくなってきましたね。
5月に突入です。
5月は初夏の花、爽やか系の花、そして枝物が多いので大好きな季節。
新緑の枝物は清々しさを感じさせてくれます。
そういった枝物も含めて5月の旬の花をご紹介していきたいと思います。

*カーネーション

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ナデシコ科ナデシコ属
原産地:南ヨーロッパ、西アジア
通年出荷があるカーネーションですが、母の日の花としておなじみです。
本来5月ごろが旬の季節で、国産物のほかにコロンビアや中国からの輸入もの
も多くなっています。 品種もたくさんあり、色も豊富。
水上がりもよく、花もちもとても良くのでおススメです。

*ライラック

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モクセイ科、ハシドイ属
原産地:地中海沿岸
高さ3~6メートルになる落葉低木。
春から初夏にかけて甘い芳香のある小さな花を房のようにたくさんつけます。
16世紀ごろからフランスで栽培されるようになって19世紀ごろまで品種改良
が盛んにおこなわれたそうです。
今では約2600もの園芸品種があります。
色合いはピンク、パープル、ホワイトなど。
水上がりがしにくいので、茎をたたいたり、枝の中の綿を取り除いたり
して飾って下さい。

*カンパニュラ

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初夏に出回る、ベル型の花が可愛いカンパニュラ。
キキョウ科、カンパニュラ属
和名はフウリン草
山野草のホタルブクロの仲間です。
原産地は南ヨーロッパ
カンパニュラはラテン語で「釣鐘」の意味だそうで、
切り花としては5~6月が一番多く出回ります。
昔はあまり花もちしない花でしたが、品種改良が進み
昨今は大変花もちも良く長く楽しんでいただけるようになりました。

色もピンク、パープル、ホワイトがあります。
花びらの透明感が初夏を思わせ、花付きが縦についていることで、
他の花との違いがあり用途に合わせて使うととても重宝する花です。

*姫水木

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学名:Corylopsis pauciflora
和名:ヒュウガミズキ(日向水木)  その他の名前:ヒメミズキ
科名 / 属名:マンサク科 / トサミズキ属

花屋では姫水木と呼ばれていることが多いと思いますが、
ヒメミズキ、トサミズキ、ヒュウガミズキと呼び方がいろいろあるようです。
見分け方は花穂が長いのがトサミズキ、短いのがヒュウガミズキだそうです。

本来花が咲くのは3月~4月ですが、市場には年が明けて少し経ったころから
出荷され始めます。
桜と同じようにまず花を咲かせます。
姫水木は黄色の小さな可愛らしい花を鈴なりにつけて、
花が終わってから新緑をグングン伸ばします。

この季節はその新緑が青々として出荷されてきます。
枝の部分は比較的細く、葉はひとつひとつが小さくて形がハート型のようになっています。
葉も色合いは先端が少しグラデーションがかかったうすオレンジのように
なっているのも特徴の一つです。
秋には葉色が紅葉します。

*アリアム

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学名:Allium
和名:ハナネギ
科名: 属名:ユリ科 / アリアム属
原産地:ユーラシア、アフリカ北部、北アメリカ
耐寒性:強い 耐暑性:強い

新緑の季節を彩る球根花です。
ネギ坊主のような大きな丸い球状の花を咲かせるギガンチューム、
放射状の小さな花を咲かせるコワニーなどさまざまな種類があります。
どの花も小さな花の集合体ですべての花が咲くと丸く大きな花となります。
球根花でけに水揚げはよくちゃんと咲いてくれるのも嬉しいところです。
ネギの仲間なので、茎を切るとネギのような香りがします。
とは言え、アリアム・ブルーパフュームのように花に淡いバニラの香りがするものもあります。
形が面白く、色もブルー系の花がおおいので、インパクトがあります。

*ビバーナム・スノーボール

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ビバーナムは、スイカズラ科の落葉性低木で和名だと西洋手毬灌木
(セイヨウテマリカンボク)と言います。
輸入物も含めると一年中市場では見かけますが、本来の開花時期が初夏なので、
一年で一番出回り量が多く価格的にも買いやすいのは5月ごろです。
小さなあじさいがたくさんついているような花で、花は若草色、
咲き進むと段々と白っぽく変化していきます。

5月の旬の花、いかがだったでしょうか。

ぜひ季節の花を旬の時に楽しんでいただければ嬉しいです。

 

 

 

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