今日は午前中、ロンドン中心部分にあるウエストミンスター寺院を訪ねました。

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ロンドン観光では人気のスポットなので、事前予約をしていないと
なかなか入れないようだったので、日本にいるときにオンライン予約をしていました。

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イギリスの国立博物館、美術館は多くの所で無料なのは、
文化遺産を国民の福利厚生として広く公開し、教育の機会を平等に提供するという思想に基づいているそうです。

ですから大英博物館、ヴィクトリア&アルバート博物館などを見学するのは
無料で非常にありがたいです。
今回のウエストミンスター寺院は国立ではないので、入場料が22ポンド。
日本円にすると4500円ぐらい、二人で入場すると1万円近いので、
高いなあと思っていました。

ただ、通常音声ガイダンスはまた別途有料だったりしますが、
こちらは入場者全員に無料、というかこの金額も入場料に入っているのか
貸し出してくださいました。
おかげでこの寺院の背景がよくわかり、非常に良かったです。

ウエストミンスター寺院は英国国教会の壮麗なゴシック様式の教会で、
1066年以降、すべての英国王の戴冠式が行われる国家的な「聖なる場所」です。

イギリス王室の結婚式、戴冠式、お葬式はこの寺院で執り行われています。
また、歴代の王族や科学者、作家などの偉人が多く埋葬されている墓地でもあり、
1987年にはユネスコ世界文化遺産に登録されています。

エリザベス女王の葬儀、チャールズ国王の戴冠式が執り行われている
様子をテレビで見たのが記憶に新しいです。

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こちらは「無名戦士のお墓」。
第一次世界大戦に参加した身元不明の兵士が眠っており、その遺骸は、
碑文にあるように、「彼は神とその家に尽くした」という理由で、
王の間に埋葬されるためにフランスからイギリスに運ばれたそうです。
フランスにも凱旋門の下に無名戦士のお墓がありました。

 

 

寺院の基礎は11世紀にエドワード懺悔王の命で建設されました。
その後、13世紀にヘンリー3世が改装を始め14世紀には現在の形になりました。

 

寺院の中にはたくさんの美しい場所があります。

中でも寺院の東の端にあるレディ・チャペルは、
教会にある小さな芸術的な宝物のひとつで、その美しさは本当にここに来て
この美しい寺院を見ることが出来たことに感謝したくなりました。

聖母マリアに捧げられたこの礼拝堂は、16世紀、チューダー朝のヘンリー7世の治世に建設が開始されたそうで、
ヘンリー7世のお墓があるレディチャペルは「世界の驚異」と言われるほど美しい礼拝堂です。

 

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寺院は歴代の王が眠っているお墓でもあります。

2019年までは寺院内部の撮影は禁じられていたそうですが、
今は撮影もできるので美しい寺院の写真をたくさん撮りました。

ゆっくりと2時間30分ほどかけて見て回ることができ本当に良かったです。

そしてその後は寺院のカフェテリアでお昼。

お昼前だったので、すんなりとカフェに入れましたが、
私たちがお昼ご飯を終えるころには外まで長い列ができていました。

 

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近くにはビッグベン、今はエリザベスタワーという風に呼び名が変わったそうですが、
国会議事堂も見えます。

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その後はアンダーグラウンドでピカデリーサーカスまで。

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近くのお店にはおいしそうなケーキがショーウインドウから見えました。

 

 

紅茶で有名なフォートナム・アンド・メイソン(Fortnum & Mason)へ。

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デュークストリート(Duke Street St James’s)からの入り口には
ウィリアム・フォートナムとヒュー・メイソンの創業者2人がお出迎えしてくれます。

 

フォートナム&メイソンを象徴するコーポレートカラー「Eau de Nil(オデニール:ナイルの水)」。
水色ともグリーンとも言えない鮮やかなフォートナム&メイソンカラーに入った紅茶の缶や
かわいいデザインの缶に入ったビスケットなどが本当にかわいらしいです。

店内いっぱいに広がるフォートナム&メイソンの商品が上品で美しいです。

 

いよいよロンドンでゆっくりできるのも明日一日となりました。

 

 

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