2月も半ば。
外はまだ冷たい空気に包まれていますが、光だけは確実に春へと向かっています。
朝の明るさ。
夕方の空の色。
ほんの少し伸びた日差しに、季節の移ろいを感じます。
この時期になると不思議と増えるのが、
「お部屋を少し春らしくしたくて」というお客さまの声。
まだコートは手放せないけれど、
部屋の中だけ一足先に春を迎えたい。
そんな気持ちが、花を探しに来る足取りにあらわれているように感じます。
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春待ちインテリアにおすすめなのは、
思いきって“色”をひとつ加えること。
たとえば、
やわらかなピンクのチューリップを小さなガラスの花瓶に。
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淡い紫のスイトピーを白い陶器に。
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ラナンキュラスを一輪だけ、テーブルの真ん中に。
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部屋全体を変えなくても、
花が入るだけで空気が少しやわらぎます。
冬の間は落ち着いた色味のインテリアが多くなりがちです。
そこに春色がひとさじ加わると、
まるで部屋が深呼吸したように感じられる瞬間があります。
もうひとつおすすめなのは、“高さ”を出すこと。
雪柳や枝ものを一本、
すっと立ち上がるラインで飾るだけで、
視線が上に抜け、空間が軽やかになります。
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春は芽吹きの季節。
縦に伸びるラインは、どこか未来へ向かう力を感じさせます。
インテリアを大きく変えるのは少し大変ですが、
花は季節ごとに自然と入れ替わります。
今日飾った花が、来週には違う表情になる。
その小さな変化が、暮らしの中に季節のリズムをつくってくれます。
春はまだ遠いようで、
お部屋の中にはもう少しずつ入ってきています。
まずは一輪から。
春待ちの気持ちを、そっとテーブルの上に置いてみませんか。
