今日も早朝から切り花の仕入れのため市場に行ってきました。
週に何回も市場に行って大変だなって思われている方も
多い?(たぶん)と思いますので、今日は少し市場のことをご紹介
してみようと思います。
皆さんニュースなどで築地市場や豊洲市場など
食品に関する市場はよくご存じだと思いますが、花も同様です。
「花き」も生鮮食料品などと同じように、保存が難しく、
生産量が自然条件により左右され、価格が変わりやすいという
特性を持つため、中央卸売市場の「花き部」や地方卸売市場で取引きされます。
たとえば東京では、北足立、大田、板橋、葛西、世田谷と5つの中央卸売市場のなか
に花の競りを行う会社が入っています。
市場の花流通を簡単に書くと次のようになります。
生産者→農協や花き出荷場→卸売市場→小売店
花の栽培をする生産者さんは花を近くの花き出荷場に持ち込み
その後各花き市場へ運ばれます。
生産者さんによっては直接市場に持ち込むこともあります。
これからセリにかかる花。
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その後市場では花の荷受けをし、セリなどの取引を実施します。
セリには一般の方は参加できません。
セリに参加するには売買参加権としての資格が必要となります。
売買参加権の取得にはいくつかの条件があります。
セリ場はこんな感じ。
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また市場の中には花き仲卸業者があります。
花き仲卸業者では市場で仕入れた花を小分けにして販売しているので、
多くの花屋さんは花き仲卸業者でも仕入れをしています。
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仲卸さんに並んでいる生花や鉢。
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そして花屋など小売店で仕入れられた花はお店で水揚げ作業などを
行い一般消費者の方々に販売されています。
基本的にこの流通経路は何十年も変わっていませんが、
途中の事務作業ではコンピューター化が進みました。
私が花屋を始めた頃は築地市場のセリ風景で見られるような
手で符号を作ってセリ落とす方式でしたが、
今ではセリ場でのコンピューター方式に変わり手ゼリはなくなりました。
また市場に行かなくても在宅セリに参加できるようにもなっています。
その他にもセリ前の相対取引を自宅のパソコンから出来るような仕組みもあります。
セリ場の価格入力画面。
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当店では売買参加権も保有しているので、市場から直接購入する場合と
仲卸業者で仕入れる場合の両方を使って仕入れています。
また生花と鉢は別扱いとなって、セリが行われる日も別となります。
1週間のうち3日が生花のセリ、また別の3日が鉢のセリが同じ市場で行われ
あと一日がお休みとなっています。(世田谷市場の場合)
簡単に生産者さんから消費者の方に花が流通する仕組みを書いてみました。
花はご存じのとおり本当に繊細なものです。
よって当店では仕入れに週に3日以上は足を運んでいます。
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市場にはおススメの花材が並んでいるコーナーもあります。
こちらはタイからの輸入花材を紹介するコーナー。南国らしい蘭などの花がたくさん。
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今の季節におすすめ。
タキイ種苗のひまわり。 たくさんの種類があります。
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朝早くから市場に向かわなくてはいけないので、寝不足にならないよう
毎日午後9時30分には就寝の毎日です。
午前3時起きはたいへんですが、一日を有効に使えるのはとても良い気分。
今日もいろいろ新鮮な花を仕入れて来ましたので、
ぜひ店舗にも足を運んで下さいね。