昨日は雨が降り続いていたので、自宅で大半の時間を過ごしていました。
一番は読書。
雨の日に雨音を聞きながらの読書は心の楽しいインプット時間。
昨日は「EQ こころの知能指数」、「一日10分のしあわせ」という本を読んでいました。
「EQ こころの知能指数」はもう20年以上前に刊行された本でIQに対抗した言葉、
EQが一時流行っていた記憶がありました。
他の本を読んでいた時にこの本のことに触れていて、ちょっと興味がわいて読んでみました。
内容を知っていらっしゃる方も多いと思いますが、学習能力の知能指数も
大事だけれども、それよりなにより心の知能指数の方が社会に出た時には
より必要とされている、そしてその指数を高めることのほうが社会生活を
生きていくときにはずっと大事だということをいろいろな実験などを通して教えてくれる本です。
まだ読み終えていませんが、「希望・楽観・共感」など心に明るい炎を灯していること
がたくさんの良い出会いをもたらしてくれるんだなと改めて思いました。
そして、「一日10分のしあわせ」。
この本の帯にはNHK国際放送が選んだ日本の名作・世界各国でラジオ放送された
ショートストーリーの名品と書かれていました。
8名の作家の方が書かれた読むと幸せな気持ちになれる短編です。
朝井リョウさんの今にも出てきそうな今どきの若い男の子の描き方や
重松 清さんの不安そうな男の子の気持ちなど短いストーリーの中にも
イキイキと描かれた主人公にぐいぐいと引き込まれて最後は
少し幸せな気持ちをもらえるお話です。
石田衣良さん作品の「旅する本」のなかで、
「男は物語に救われた気持ちだった。架空の世界に溺れて、少しだけ
豊かになり、こちらの世界に帰ってくる。」
という表現どおり、本にはその時々の自分の気持ちが救われたり鼓舞されたり、
現実社会では味わえない世界をさまよったりといろいろな時を過ごすことができます。
たくさんの世界に出会えた一日でした。