今日ご紹介する季節の花はヒペリカム。
季節性のヒペリカムと周年出荷されているヒペリカムがあります。
今回は周年出荷されている輸入のヒペリカムについて深堀りします。
ヒペリカムはオトギリソウ科の植物です。
花屋で一番よく見かけるヒペリカムは輸入もの。
こちらは1本1本、60㎝程度の枝ものとなっており、
枝の先端にまとまってかわいらしい実がついています。
現在輸入されているヒペリカムの原産地はエクアドル、エチオピア、ケニアなど。
赤道直下の標高2000メートル以上で栽培されています。
昔は実の色がグリーンとレッドぐらいでしたが、
最近ではどんどん新品種ができ、ホワイト系やアイボリー系の色合い
などたくさんの品種があり、50種類以上あります。
中でも品種としてマジカルシリーズ、ココシリーズ、
フレアシリーズなどが有名です。
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実物ということもあって、日持ちも良く、ほかの花とも
合わせやすくボリューム感も出るので人気です。
秋に出回る枝ものは「紅葉ヒペリカム」。
これは実付きではなく、紅葉した葉を楽しむ枝ものとして出荷されています。
こちらは輸入はなく、国産です。
そして身近なところで
日本でなじみのあるオトギリソウ科の植物は
庭木や公園樹としてよく植栽されているビヨウヤナギやキンシバイなどで、
いずれも黄色い花を咲かせる枝ものです。
ビヨウヤナギは約300年前に渡来したといわれ、
キンシバイは約200年前に中国から渡来したそうです。
ヒペリカムの仲間はたくさんありますが、花屋で一番身近なのは
輸入の切り花のヒペリカム。
ぜひ飾ってみてはいかがでしょうか。