今日ご紹介する花は夏の花、ひまわり。
夏と言えば誰もが頭に思い浮かぶ花、ひまわり。
昔のひまわりは花が大きくて切り花と言うよりは路地に夏になると咲く、大きくて背が高い花というイメージ
でしたが、近年のひまわりは昔のイメージとはちょっと違います。
最近の切り花のひまわりをご紹介する前にひまわりについてのまずは復習。
ひまわりは北アメリカ原産 キク科ヒマワり属の花。
北アメリカ原産のひまわりですが1510年にスペイン人がヒマワリの種を本国に持ち帰り
その後ヨーロッパの各地に広まったそうです。
ひまわり油やヒマワリの種など、食用しても広くおなじみですが、
ひまわりは花が大きく茎も太く、あまり日持ちもしなかったため切り花としてはあまり普及していませんでした。
そんなひまわりですが、劇的に切り花として普及し始めた出来ごとがあります。
それは日本ではおなじみ、「タネのタキイ」が1991年に「サンリッチ」という品種を発表したことによります。
サンリッチは今までのヒマワリの難点を幾つも克服しました。
茎が細く扱いやすい、花が上を向いて咲き水下がりしない、
無花粉で花の芯と花びらが美しい、花もちが良い、、などの点です。
また花が小さめでかわいらしくほかの花とも合わせやすいなどの特徴を持っていました。
こういった点から一般市場のニーズも高まりひまわりと言えばサンリッチとなりました。
いまではサンリッチから品種も20種類近く増えています。
栽培もしやすいそうで、今では国内の切り花で7割、ヨーロッパ市場でも同様の支持を集めているそうです。
当店で販売しているひまわりもそのほとんどがサンリッチから派生した品種ばかりです。
夏と言えばひまわり。
こんな風に切り花として楽しめるのも日本の誇れる育種会社さんのおかげですね。