旅の6日目はまた列車に乗ってドレスデンへ。
のどかな田園風景を眺めながらベルリン中央駅から電車に乗ること3時間。
ポーランドとチェコと国境を接する旧東ドイツ、ザクセン州ドレスデンへ。
「エルベ川のフィレンチェ」と呼ばれるドレスデン旧市街は古都の趣のある素晴らしい街だ。
ドレスデンに向かう途中、列車の中で偶然ドレスデン在住の日本の方と出会い色々とお話を伺った。
古都のようなたたずまいと自然が美しい街で、冬はー10~20度ぐらいになることもあるそうだが、
夏はクーラーいらずで本当に住みやすい街だそうだ。
我々のドレスデンでの滞在先は旧市街のど真ん中、アパートメントホテル。
ふつうのアパートのように台所や洗濯機も完備。
リビングルームは25~6帖、キッチン8~10帖、ベッドルームも20帖ぐらいで超豪華!!
メチャクチャテンション上がる!
おまけに3Fの窓の下には街の中心部ノイマルクト広場や聖母教会が見える絶好のロケーション。
さっそく部屋に荷物を置いて街へ。
と言ってもアパートメントから1歩外へ出ればそこはもう世界遺産の街。
まずは腹ごしらえにレストランへ。
すぐそばのコーゼル伯爵家の館地下のレストラン「プルファー・トウルム」へ。
こちらでドイツ名物「ザウアーブラーテン」、「シュバイネハクセ」をいただく。
「シュバイネハクセ」は豚肉のロースト。
「ザウアーブラーテン」は牛肉の蒸し肉で酢、香辛料などでマリネしてから調理してあるので、少し酸っぱい。
添えられている赤キャベツ、ジャガイモのダンプリングもおいしかった。
お腹いっぱいになったところで、ザクセン王、アウグスト1世によって建てられたツヴィンガー宮殿へ。
中でも有名なアルテマイスター絵画館へ。
これまた入り口がわかりづらい!
何とか入り口を見つけて中へ。
絵画館の中は一部改修中で従来の展示絵画のうち半分ほどしか見ることはできなかったが、
最も有名な1513年ラファエロ作「システィーナのマドンナ」は見ることが出来た。
この絵の下の方にいる二人の天使はもっとも有名な天使。
そして絵画館を出てマイセン磁器のタイルで出来た歴代のザクセン王が描かれた
「君主の行列」などを見学。
近くに有名なマイセンショップもありました。
そして翌日旅の7日目。
湿気が少なく爽やかなドレスデン。
朝は上にはおるものがないと少し寒い。
朝からエルベ川に面した景色が美しい「ブリュールのテラス」へ。
数百年前の建築物が数多く残る景色はヨーロッパならではの眺め。
朝食を近くのカフェで済ませドレスデン城へ。
第二次世界大戦で大打撃を受けたそうだが、今は昔の面影を取り戻したそう。
ネオルネッサンス様式だそうだが、特に手工芸品や宝石のコレクションを集めた「緑の丸天井」が有名。
1時間に100名入場という人数制限があるが、私達が行った時は20分ぐらい後に入場できるチケットを買えた。
中は残念ながら撮影禁止なので、写真はないけれど手の込んだ象牙細工や宝石をちりばめた
宝飾品など部屋ごとにテーマを決めて装飾してあった。
歴史ある王家ならではのコレクション。
その手の込んだ数々の宝飾品に職人の熱意や美意識の高さを見て感動した。
その後トラムに乗って旧市街から新市街へ。
行ってみたかった「プフンズモルケライ」へ。
観光客で賑わうこの店はギネスにも認定された世界一美しい乳製品屋さん。
店内の内装が老舗陶磁器メーカー、ヴィレロイ&ポッホ製のタイルで出来ているから。
私達もせっかく来たので、2階のカフェでお茶しました。
1階の美しい内装は撮影禁止なので、お土産に買った牛乳石鹸のパッケージで様子をご覧ください。
美しいですねぇ。
その後トラムで旧市街に戻り、バウムクーヘンで有名な「クロイツカム」でケーキをいただきました。
私はこの地方の伝統的ケーキ「アイアーシェッケ」をいただきました。
卵たっぷりのチーズケーキなので、チーズケーキというより卵の風味の方が強く感じました。
夫はチョコレートケーキを頼んでいました。
この日もたくさん歩きましたが、ドレスデンの美しい街並みにすっかり魅了されました・・・