今日ご紹介する花はサンキライ。
漢字で書くと山帰来。別名:猿捕茨(サルトリイバラ)とも言います。
クリスマスの赤い実でおなじみのサンキライですが、本来日本の山に自生するつる性の落葉低木です。
市場には6月ごろから出荷されています。
その頃に出荷される実はさわやかな緑色の実で丸い形に近い葉っぱもついて出荷されています。
初夏のサンキライの実は時間の経過とともに実が落ちてしまいますが、
赤く熟して11月ごろから出荷される実は落ちることなくそのままドライフラワーとなっていきます。
山帰来とは「山から帰って来た」という意味で、
昔は根茎を生薬として使ってきた歴史があったり山で病にかかった人が
この実を食べて元気に帰ってきたことから、そのような名が付いたと言われているそうです。
初夏に出荷されているサンキライは国内産ですが、11月ごろから出荷される
サンキライは国産と中国からの輸入が主となっています。
国内産は主に伊豆諸島から出荷されることが多いですが、
11~12月ごろに流通しているサンキライの80~90%ぐらいは中国産となっています。
冬の赤い実は鮮やかでひときわ目を引きます。
クリスマスのみならず、お正月の飾りにも使われています。