彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて今年で５年目。
今回は早春の花を、バスケットを花器として投げ入れしています。
一番のポイントは、写真では見づらいのですが、枝物のサンシュと
朱色の実が美しいビバーナム・コンパクタの使い方。
サンシュは枝がかたいので、ためもききません。ゆえに、元々、
その枝が持っている曲線の美しさをいかに出せるかが決めてです。
そして、ビバーナム・コンパクタも実がとても重く、下に向いてしまうので、
その魅せ方が大事になります。
美帆子さんは、いずれの花材もじょうずにこなしています。
ビバーナム・コンパクタは、短かめにちょうど実が美しく見える位の長さとし、
低めのポイントとしています。又、色の濃いキャンディタフトを実の近くに
持ってくる事で、よりインパクトの有る、ポイントのはっきりした花となりました。
いつも明るくて、愛くるしい彼女らしい今回の作品。
一足早い春の訪れです。