彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて今年６年目。
今回はホワイトデーをテーマにアレンジメントを作りました。
「ポイントになるチューリップ２本とバラ１本、この３本の配置を考えました。」
典子さんがおっしゃるように、アレンジ全体の大きさ、構成等をイメージしたら、
まず、ポイントとなる花をどのように魅せていくかを、
考える事が重要になります。
花を立体的に美しく魅せるには、花の色や形のみならず、
花と花との高低差のつけ方などで、どう構成するかが大きなポイント。
写真では少しわかりづらいですが、開きかけのチューリップともう１本の
チューリップ、そしてバラ（サハラ）の３本の高低差を少しつけることで、
アレンジのフォーカルポイントとなる部分を立体的に表現しています。
与えられた花材の中で、どの花をメインに、そしてどの花を脇役に
使うかをはっきりさせる事はとても大切。
綺麗な花を見ていると、どれも主役にと思いがちですが、
そのポイントをきちんとふまえた今回の作品は、
典子さんのような、しっかりとした構成のアレンジメントになりました。