彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて今年４年目。
今回は秋らしくなった花材を使っての花瓶活けのレッスンでした。
この季節に出回るシンフォリカルポスの細くて美しいライン、
ミナヅキのたわわについた花房、そして線の綺麗なアシダンセラの
生かし方がポイントです。
ミナヅキは本当に綺麗な花ですが、ボリュームがかなりある為、他の花との
バランスを取るのは難しい花材です。梨津子さんは、花器の口元近くに、
このミナヅキを角度を、少しななめに、そして、又、縦にすっと伸びた
アシダンセラをもってくることによって、目線を上にもっていき、
ミナヅキの見た目のボリューム感を少なくし、他の花とのバランスを
取っています。
シンフォリカルポスも実のかわいらしい枝ですが、大きめの葉を少し間引く
ことによって、枝本来の美しさも出しています。
身体は小さいのですが、いつも大きく、大胆に活ける梨津子さん。
これからもその個性を大切にのびのびお花を活けて下さることを
楽しみにしています。
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