今日ご紹介する花はミモザ。
春を代表する花の一つとしてここ10年程はとても人気のある花となりました。
ミモザはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称です。
多くの園芸品種がありますが、国産の切り花として多く出回っているのは銀葉アカシアです。
イタリアからの輸入として出回るのはフサアカシア。
フサアカシアは葉と花序が長く一つ一つのボール状になった花も大きいのが特徴です。
ミモザは本来オジギソウ属をさす名前でしたが、フサアカシアの葉っぱがオジギソウに似ていたため、
誤ってフサカアカシアがミモザと呼ばれたことにちなむそうです。
ミモザは春を告げる花として古くからヨーロッパでは大変人気があり、
フランスの海沿いの街モンドリューラナープルでは1931年から
毎年2月にミモザ祭りが開かれているそうです。
またイタリアでは3月8日「フェスタ・デラ・ドンナ(=女性の日)」に男性が女性に
ミモザの花を贈ることが習慣になっています。
奥さまだけではなく、母親や仕事仲間など「自分にとって大切な女性」に贈るそうです。
そのため3月8日を「ミモザの日」ともよびます。
ミモザは、もちろん鉢としても出回っています。地植えで育てると10m程にもなる、とても高く生長する花木です。
私の家のご近所にもミモザを植えていらっしゃるお宅がありますが、今とてもきれいに咲き誇っています。
さて、ミモザですがそのまま鑑賞するのはもちろん、ミモザを使ってリースやスワッグを作って飾ることが
ひとつのブームになっています。
近年特にSNSでミモザリースやスワッグが紹介されるようになり人気に火が付きました。
ミモザの最盛期は2月。
そろそろ最盛期も終わりを迎えます。
ミモザを使ったアレンジメント。
人気のミモザリース。
今年は昨年秋の台風19号の影響で千葉の産地さんはずいぶんと木が折れてしまい
今年は入荷量が少なく高値が続きました。
あと1~2週間程度は出回ります。