さて今週から７月に入ります。
今年の前半が終わろうとしていますが、皆様にとってこの６か月はどんな日々でしたでしょうか。
ひと言でいうならコロナに振り回さた半年ではないでしょうか。
コロナによって生活が変わったという人、影響が大きくて・・・という人、
あまり生活に変化はなかった人などなど・・
人それぞれでしょうが、少なからず影響があったことだけは共通だと思われます。
思い起こせば１月末ごろからコロナウイルスのニュースがテレビで報道され始め、
２月初旬にはダイヤモンドプリンセス号船上隔離が始まりました。
そのころはまだ一部だろうと思われたのですが、
２月末には学校に臨時休校が要請され、３月中旬にはWHOが「パンデミック」と認定。
３月下旬には今年の東京オリンピックの１年程度の延期が発表されました。
あれよあれよという間に毎日コロナ一色になり、３月末には週末外出自粛要請、
４月に政府が首都圏などに緊急事態宣言を発出しました。
４月は本当にこれからどうなるのだろうという暗たんたる気持ちになりましたが、
何とか乗り切り５月２５日には緊急事態解除宣言が出されましたね。
その後も新しい生活様式など仕事でも引き続きリモートワークする人が
増えるなど確かに一部では大きく生活様式が変わってしまい、今後もそれが
継続される感じです。
私ども花屋には一年のうちで一番大きな行事「母の日」がその間あり、
店舗によって対応も別れました。
ビューティフルボーイでは営業時間の短縮や店舗営業日を減らすなど
例年とは違う対応で何とか「母の日」行事も遂行することが出来ました。
外に出かけられない、ステイホームということで、例年以上にネット注文は増えました。
それは当店に限らずどこでもそうだったようです。
この間何とか乗り切れたのはひとえに物流関係者の方々が自らの危険を顧みず
物流を通常通り動かして下さったからです。
日本であまり物がないなどパニックにならなかったのも物流関係者の方々の
努力のたまものでした。
今回色々なところで仕事の質も垣間見えました。
リモート、リモートと話題になりましたが、底辺で踏ん張っている業界は
結構リモートできない仕事が多いなということも私は実感しました。
それぞれがそれぞれの役割を果たせばきちんと社会は回るのでしょうが、
危険を冒さなければどうにもなりない仕事も世の中にはたくさんあるということです。
私どもの仕事で言えば、この間思った以上に自分のために花を買われる方が増え、
お花に癒されるという方がたくさんいらっしゃったことが
私にとっては一番印象深かったです。
いつも花で人々を幸せにするお手伝いをすることが花屋の役割と思っていますが、
今年は特にその思いを強くした日々でした。
自然の持つパワー、どんなことが起きてもいつも通り花を咲かせるけなげな植物の姿
は私達のある意味お手本なのかもしれません。
２０２０年。
残り半年が始まります。
全く予想できない日々ですが、今出来ることを一生懸命やる。
そのことがまた新たな道を開拓してくれると信じてがんばりましょ。
私は花屋として更に技術も向上させるようしっかり勉強せねば・・・
さて明日、まずは生花の仕入れから！
日々少しずつ「私」という木が成長していつか大木になれる日を夢見て。
ではお届けした美しい花々を使ったアレンジメントの画像を見て
少し幸せな気持ちになって下さいね。
