今日も危険が伴う暑さ。
日中暑さが厳しい時には不要不急の外出はやめた方がいいと実感する暑さです。
今はコロナより熱中症の方がより危険度が高いのではないでしょうか。
テレビでアナウンサーの方が、熱中症は自分で防げるので、気をつけましょうと言っていました。
本当にそうだなと思います。
私もですが、皆さんもどうぞお気をつけ下さい。
さて、もうすぐ当店の夏休みも明けますが、休みの間に今年前半の花き業界のことを考えてみました。
何と言ってもコロナの影響が大きかった今年前半。
花き業界全体で言えばブライダル・葬儀など業務需要の低迷が大打撃。
自粛・自粛で結婚式の延期、葬儀の規模の縮小化、宴会などの取りやめが相次ぎ
業務需要を主な販売先としていた生産者、花屋の打撃は大きかった。
一方、一般消費者はコロナで行動が大きく変わり、都市部まで行って買い物をするのではなく
近くの店を選ぶようになった。そのため、商店街や郊外店にある花屋の一般消費は伸びた。
この先こういった傾向はコロナが収まらないしばらくの間は続きそう。
人と接する時間を短くするため消費行動もますますインターネットでの消費が加速する。
在宅勤務など自宅で過ごす時間が増えることから自宅環境の見直しなど
ホームユースの花の売り上げが伸びることが予想される。
などがあげられます。
実際今年の母の日の花屋アンケートの集計の結果を見ると、
都市部では前年割れというところも多いが商店街、郊外店の花屋は
どこも前年以上に売り上げが伸びたという報告があります。
バブルが弾けて以降、花業界は下降の一途をたどっていましたが、
この消費の流れが変わることによって新しいニーズをつかむきっかけになるかもしれません。
ピンチをチャンスに変えることが出来るところだけが生き残っていくのはどの業界でも同じ。
世の中のニーズをとらえ、喜んでいただける商品を今後どのように生み出すのか、
価格、品質、デザイン、そして、ターゲット層などさまざまな点から当店にも
求められているものを考えなくてはいけません。
消費者のニーズも多様化している中、自店の強みをより研ぎ澄ませて
商品を作っていくことが課せられた命題だなと強く思います。
また花のトレンド傾向としてはよりナチュラル思考が強まって(特に都市部)
草花を益々多用するような傾向があるように思われます。
不安や安らぎを求めている時はモダン化よりナチュラル化する傾向が強いですね。
さて、今年後半どんなふうになっていくのか不透明ですが、
ひとつづつ実現化していきたいと思います。