今日も早朝から切り花の仕入れに市場に行って来ました。
切り花の仕入れは週に3回。
一日おきに午前3時30分起きで行っています。
私が店を始めたころは切り花のセリも開始がもう少し遅かったですし、
相対といって先に入荷する商品を押さえるということも一般的ではなかったため
市場には午前7時ごろ到着でした。
まだまだコンピューター化が進んでいないアナログな業界とは言え、
月日と共にその部分は進化していて明日市場に入荷する花を前もって
相対取引と言って押さえることが出来たり、入荷する花の内容がある程度わかったり
仲卸さんの分野が広がったりと昔に比べると随分花の入荷は仕入れやすくなりました。
しか~し、、、、
その分、早朝から市場に出かけなくてはいけなくなり、今では午前4時30分には
市場にいるような状況です。
早朝家を車で出れば渋滞もなく、
早く仕事を始めればゆとりを持って色々な仕事が出来るので、
その点は良いのですが、そこから一日の流れは変わらないので
歳と共に疲れが蓄積するようになったのは否めません。
あれから、いや、店をオープンしてから26年経ちました。
つまり私も26歳年をとったわけですから・・・・
気持ちはあるのですが、身体がなかなか、、、いや~大変だなあと最近思っています。
歳と共に仕事のやり方も考えなくてはいけないですね。
もちろん、出来るだけ無駄なことはなくし、効率的に仕事をしているつもりです。
しかし、昔はなかったSNSやネット注文。
その部分でオーダーいただき、今ではその部分がないとやっていけないぐらいですが、
もう一つ店を持ったことと同じですから、たくさんの手間をかけないと
お客さまは見て下さいません。
ここの部分はこの20年で大きく変わった部分でもあります。
これからどういう風にやっていけば、BeautifulBoyらしく仕事出来るのか、
日々考えています。
花屋さんは昔は商店街にある必要な時に行くお店でしたが、
今では花屋に対して求めているものが人によって変わっています。
日々の生活の中で花に癒しを求めている人、
花のセレクトが美しくファッショナブルに花を求めている人、
必要な時、必要なところにすぐに届けてくれるような利便性を求めている人、
安さ、ボリューム感、などなど。
お客さまのニーズや好みは益々細分化していき、ネット上のお気に入りショップは
どんどん増えていくと思います。
そして何でも屋さん的花屋はよぽど規模が大きくない限り淘汰され、
今後は益々店舗は持たないネットショップオンリーの花屋も増えていきます。
私は花屋に入った時の香りや癒し、幸福感をお客さまに提供し続けて
行きたいなあと思っています。
花屋さん。
入っただけで非日常が味わえる空間。
その部分は大切に守りたいですね。
ではお届けしたアレンジメントのご紹介です。