今日ご紹介する花はコスモス。
秋と言って真っ先に頭に浮かぶ花はコスモスという方も多いと思います。
この花が咲いているのを見ると「秋」を感じますよね。
市場には8月ごろから出荷されますが、お花の状態が良いものは
10月ごろからが一番多いような気がします。
一口にコスモスと言っても色合い、種類も多種あります。
コスモスはキク科・コスモス属に分類される一年草の総称です。
原産国はメキシコ。
メキシコと言えば暑い国というイメージがありますが、標高2000メートル近い乾燥した地域に咲いて
いた花が元々の花のようです。
その花をコロンブスがヨーロッパからアメリカ大陸に到達した後スペインに持ち帰られたそうです。
日本には江戸時代終わりごろに持ち込まれたとか。
コスモスは多品種ありますが、よく見るピンク、白などは「ピコティ」、「センセーション」などがあります。
その他の種類に「キバナコスモス」、「チョコレートコスモス」があります。
どちらも、キク科コスモス属ですが、一般的なコスモス(学名:Cosmos bipinnatus)とは同属別種だそうです。
黄色のコスモスは、1957年に玉川大学が世界で初めて開発に成功したとして有名になった色です。
当初は、イエローガーデンという名前で登録されましたが、現在ではさらに濃い色が出るよう開発が進み、
イエローキャンパスという品種として親しまれています。
また同じような種類で淡いオレンジ系のオレンジキャンパスという種類もあります。
キバナコスモスは秋に多く出荷され、チョコレートコスモスは周年通して市場に出回っています。
チョコレートコスモスはその名の通り淡いチョコレートの香りがします。
切り花はもちろん、鉢物もあるコスモス。
秋にはぜひ飾って楽しんで下さい。