日本全体の中でどの県が花の出荷量が多いかわかりますか。
鉢物はどうでしょうか。
花卉、園芸、どの県が出荷量が多いか想像つきますか?
本日は花卉園芸新聞にその点について記載がありましたので、ご紹介します。
2021年の作付面積の紹介から。
前年に比べて作付面積、出荷量ともに2%ほど減少しているそうです。
主な原因は生産者の高齢化により規模縮小などがあったことが大きな要因だそうです。
新規就農者もいらっしゃるとは言え、まだまだ生産者の高齢化問題は大きいようです。
そして出荷量の都道府県別割合の1位は!
あ・い・ち、愛知県!
だそうです。全体の18%を占めるそうです。
続いて2位は沖縄県8%、
静岡、福岡、長野がそれぞれ5%だそうです。
いかがですか、皆さまは当たりましたでしょうか。
続いて、鉢物!
こちらも作付面積、および出荷量は昨年に比べ1%減少。
こちらも生産者の高齢化が主な要因だそうです。
こちらも1位はわかりすでしょうか。
第1位は!
あ・い・ち!
愛知県だそうで、全体の26%だそうです。
愛知県おそるべし!!
(私の中では愛知県が1位とは想像がつきませんでした・・)
続いて2位は埼玉9%、静岡および岐阜県が7%で3,4位、
5位は千葉県だそうです。
この5つの県で出荷量全体の5割を占めるそうです。
すごいですねー!
わかりましたでしょうか。
私は意外と難しいなあと思ってしまいました。
日々仕入れに行っていますが、市場に入って来る量は全国平均ではなく、
自分が行っている市場の地域により入荷してくる地域差もあるため、
なかなか全国レベルというとわからなかったです。
鉢物は愛知県が盛んだなあという認識はあったのですが、切り花も第1位だとは知りませんでした。
気候はもちろんのことその地域の風土や文化が花の生産の文化も作っていると思います。
(今度は愛知県に行ってみたいなあと思いました!)
改めて認識するともに高齢化の波による出荷量の減少は20年、30年前に比べると
かなりな勢いで進んでいます。
花卉業界で生産される切り花総数は2000年には56億本あったものが、
2020年には33億本とこの20年で23億本も減少しているそうです。
(20年で40%減!!!)
これは業界に携わっている人々みんなが危機意識を持っていると思います。
どうすれば今後花業界を発展させていけるのか、
真剣に考え、取り組んでいかなければいけない過渡期とも言えます。