今日は近代日本切り花のトレンド変遷についてのお話をご紹介したいと思います。
1960年代、家に飾る花といえばお仏壇に飾る仏花、
生け花で習ったお花を床の間に活けることが多かったと思います。
昔は裁縫、お料理に加えて生け花を習うというのが母が若かったころはトレンドでした。
1970年代に入るとアメリカのデザインを基本とした幾何学的デザインが日本に
入ってくるようになりました。
パーティで飾る花、結婚式で女性がウエディングドレスを着ることが多くなり
ブーケを持つことが浸透したようです。
このころには規則的、縦ラインが強調されたデザインがトレンド。
きれいなシンメトリーデザインのアレンジが流行だったようです。
1980年~1990年ごろには日本もバブル経済に突入。
アメリカから浸透したデザインに日本のオリジナリティを加えた
発展的デザインが見られるようになりました。
歌のテレビ番組のバックに華やかでゴージャスな花が飾られている場面を
覚えていらっしゃる方も多いと思います。
バブルの到来とともに華やかな百合・カサブランカ、白いカラーなどが
大流行。華やかなラン、カトレアなどもたくさん使われるようになりました。
このころは日本も華やかで大き目の花が流行の最先端でした。
ブーケでもカサブランカなど大きな花を用いたキャスケードブーケ等
ゴージャスなデザインが良く見受けられました。
この頃のことは多くの方がおぼえていらっしゃるのではないでしょうか。
ご自身の結婚式、お友だちの結婚式に出席された当時を思い返すと
あ~、そうだった! そんなこともあったわ。
と思い返される方も多いと思います。
百合と言えばあの頃カサブランカでしたよねー。
最近はほとんど見かけなくなりました・・・
時代と共に花のトレンドも変わります。
それはファッションと同じですよね。
明日はこの続き、2000年代に入ってからの花のトレンドをご紹介致します。
画像はお届けしたアレンジメントの写真です。
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お花も秋らしくなってきました。
今日はまた急に寒くなってきました。
体調管理に気つけて一日お過ごしください。