昨日の続き・・・

いよいよ2000年代に入ってからの花のトレンドのお話です。

2000年代に入るとヨーロピアンデザインの流入が顕著になってきます。

花がキュッと詰まったラウンドブーケ、ブーケの作り方として

スパイラル方式といわれるようになったのもこのころから(?)でしょうか。

 

ヨーロッパ特にフランスからのフローリストやブランドがメジャーになり

日本にもたくさんの海外花ブランドが上陸しました。

クリスチャントルチュ、ジェーンパッカーなどなど。

私にとってもあこがれのブランドでした。

 

そして花の品種改良はどんどん進み、昔からある花でもちょっと違う花かと思うほど

見た目が変わった花も多くあります。

その一つがとってもオシャレになったダリア。

昔は朱赤のダリアぐらいしかありませんでしたが、大輪となり

色も豊富となり「黒蝶」というダリアは2005年ごろにはブームとなりました。

今でもさらに品種改良されて、益々ステキな花になっています。

 

日本でも生産する農家さんも増えました。

今では長野、山形、秋田などダリアで有名な産地も増えています。

2010年代になるとよりナチュラルテイストの雰囲気

あふれるデザインが主流になりました。

グラミネと呼ばれるイネ科の草系やふんわりとエアリーな雰囲気の花を

たくさんみかけるようになりました。

SNSの影響も大きく、「田舎風」をフランス語で意味するシャンペトルブーケという呼び名

もすっかり定着しました。

 

そして最近では小さめの花やツル系のクレマチスなど、より自然回帰路線が主流になりました。

ここ数年はドライフラワーも若い人を中心にトレンドになっています。

ドライフラワーに向くワイルドフラワーは多くがオーストラリア、ニュージーランドや南アフリカ産。

今では周年たくさんのワイルドフラワーが日本に輸入されています。

 

これからはどんな花がトレンドになっていくのでしょうか。

 

花も時代を映す鏡。

これからはどんな花が求められる時代になるのでしょうか。

 

今のところはより自然に、

よりナチュラルに。

そのほうが今の時代、心が落ち着くような気がします。

この流れはまだ数年は続きそうですが、また少しずつ時代とともに花の流行の流れも変わっていきます。

 

皆さまはこれからどんな時代になると予想されますか。

 

私の予想は・・・

 

花にとっても配送問題は大きな問題です。

なぜなら花は誰かに差し上げるという場面が多く、今ではネット注文も主流です。

そうなると必ず配送問題が出てきます。

大きいサイズのものは送料が昔に比べて大変高くなりました。

それを踏まえるとよりコンパクトなサイズでの花贈りが主流となります。

となれば、、、

やっぱり花のサイズのコンパクト化は進むかなあと思います。

そして、最近色合いはくすみ系、あざやか系の二派に分かれつつあります。

その傾向はますます進みそうな気がします。

自然路線はしばらく続きそう。

昔のようなバブルっぽい時代は来そうにない気がしますが・・・

でも流行は繰り返しますし・・・・

 

予想が当たるかどうかみんなで見守りましょう!(笑)

 

 

 

 

 

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