今日は市場で切り花の仕入れの日。
早朝3時起きで3時30分に自宅を出発です。
一日おきの早起きは段々と歳をとると辛いなあというのが実感。
年寄りだから早起きは得意なはずですけど、3時起きは早朝というか、
夜中にちかくないか?というのが実感です。
今の季節は日が一番長く早く夜が明けるのでいいですが、
12月ごろだと市場から店に帰る6時過ぎでもまだ外は暗く、ちょっと悲しくなるぐらいです。
辛いこともあればよいこともあって、早起きした分、
先手必勝というか、始まりが早い分一日が余裕をもって積極的に過ごせる気はします。
市場から店に戻ってくるとまずは仕入れてきた花の水揚げ作業。
最近は生産者さんから市場に出荷されてくる花は
湿式輸送といって、水に茎が浸かっている状態で出荷されてくるものが
多いので、しっかりと水揚げされている花が多いですが、
それでも花屋についてからそれぞれの花屋さんがさらに花が水下がりすることなく
品質を維持したままお客さまにお届けできるよう、
いろいろな工夫をしながら水揚げをしています。
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余分な葉を落としたり、切り口に割りを入れたり、枝ものなどだと
金槌でたたいて茎を繊維質にして花の水あがりを良くしたりと、黙々と作業が1時間以上は続きます。
新聞でしっかり包んで水が入った桶に入れて2時間以上経過してから
花瓶に入れてやっと花が店頭に並びます。
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花によって花瓶の水の量も変えます。
水多めが好きな子もいれば、少なめが好きな子も・・・
草花系は水多めが好きが主流派ですが、
チューリップ、カラーなど球根系植物は断然少なめ派です。
花は茎の切り口から水を吸い上げますが、茎が水にたくさん浸かっていると
茎が腐りやすくなる花もありますので、注意が必要です。
この点はお家の花瓶に活ける時も同じですので、皆さまも気を付けて下さいね。
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さて、そんなこんなで今日もしっかり水揚げされた花々が店頭に並んでいます。
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ぜひご来店いただき、美しい花を見て下さいね。