今日ご紹介する花はブルースター。

植物名:オキシペタルム(ブルースター)
学名:Oxypetalum caeruleum

科名:ガガイモ科
原産地:ブラジル南部
和名:ルリトウワタ
英名:Tweedia

正式な植物の名称はオキシペタルム。
元々オキシペタルムの中の一つの品種としてブルースターはお目見え。
5枚の花弁がまるで星のよう。その上花びらの色がブルーだったことで
すっかりおなじみとなりました。
現在では少し花弁が丸くなって、花保ちもよいピュアブルーという
品種もたくさん栽培されています。

本来咲く時期は初夏から秋で、切り花はもちろん、
鉢物として出荷されるのはこの時期です。
南米原産で暑さに強く、初夏から秋まで咲き続けます。

切り花の産地としては主に高知県、長野県、北海道など。
寒い時期は高知県からの出荷が多く、夏になると長野県、
北海道などに産地がシフトしていきます。

花の中でこれほど「水色」という花は少ないので、
切り花として認知度も高くなりました。
花は茎に産毛がはえたような柔らかい雰囲気で花の真ん中に
少し濃いブルーのリングがあります。
淡いペールトーンの花なので、他の花との相性も良くアレンジや
ブーケに入れるとかわいらしい仕上がりとなります。

そしてブライダルでも人気の花となっています。
花嫁になる人が身に着けると良いとされている「サムシングフォー」
という幸せになれる欧米での伝統的な言い伝え。
結婚式には、
「なにか新しいもの・サムシングニュー」
「なにか借りたもの・サムシングボロー」
「なにか古いもの・サムシングオールド」
「なにか青いもの・サムシングブルー」
の4つを身につけると幸せになれる、という言い伝え。

その中の「なにか青いもの」、サムシングブルーということで、
ブーケやブライダルのお祝いにブルースターを入れてと
当店でもお客様からオーダーされます。

ちなみに私も結婚するときに義妹に水色のガーターベルトをもらいました。
おかげで幸せになった?ということです。

そんなブルースターですが、近年では水色だけではなく白、ピンク、赤などの
色違いの花が生まれています。
そうなるとブルースターとは呼べないので、
元々の植物名であるオキシペタルムと呼ぼうというふうにも言われています。
まだまだ花屋さんによって表記の仕方は違いますが、
いずれにしても花屋さんではどちらの名前でも
分かりますので、お気軽にたずねてみてください。

ぜひ、涼し気なブルースターを飾ってみてくださいね。

 

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