今日ご紹介する季節の花はユーカリです。
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フトモモ科、ユーカリ属
原産地:オーストラリア、タスマニア島
フトモモ科の常緑高木で近縁種は500以上あるそうです。
原産地では高さが60メートルもの大木になるそうで、
葉は丸いもの、細長いもの、葉の大きさも大きなものから
小さなものまでさまざまです。
丸葉ユーカリ、グニュユーカリ、ポポラス、パルビフォリア、
ベルガムナッツ、テトラゴナ、アンバーナッツ、銀世界などなど、
市場に流通しているものを少しあげるだけでもこんな風にたくさんあります。
ユーカリの葉は白粉に覆われたマットな質感で独特の香りがします。
その独特の香りはミント系の香りのように風邪や花粉症の
鼻づまりに効果があると聞きます。
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またユーカリの中でもグロボロス種のものは葉を水蒸気蒸留する
ことでアロマテラピーなどで使用される
エッセンシャルオイル(精油)ができます。
切り花としてのユーカリは枝物として飾るのはもちろん、
そのままドライになりやすいので、
ドライリースやスワッグなどを作る時によく使われます。
ユーカリの実にも特徴があり、種類によって実のつき方、大きさも異なります。
周年出荷されているユーカリですが、新芽は水が下がりやすいので、
冬場に流通量が多いです。
元々はオーストラリアやニュージーランドからの輸入が
多かったのですが、近年では国産物が毎年増え続けています。
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国産物が増えている背景としては永年性で、
一度定植すれば木が枯れるまで栽培を続けることができ、
収穫期間が長いため労力分配もできるそうです。
また鳥獣害を受けにくいことから、生産も比較的しやすいそうです。
グレイッシュは葉色はほかの花との相性も良く、
少しブーケやアレンジに入れると
都会的になるとても優秀な枝物です。
ぜひいろいろなユーカリを飾ってみて楽しんではいかがでしょうか・・・