段々と気温が上がってくる季節になってきました。
お花にとって暑さはニガテ。
どうしても冬の間のような花保ちは難しくなってきます。
元々花屋で販売されている生花はヨーロッパ地域の原産
が多いと思います。
となるともともとは少し寒冷な地域が得意な花が多いということ。
もちろん、暑い夏には暑い地域が得意というランやアンスリューム
など暑い地域原産の花を飾るということがおススメですが、
少しでも暑い時も花をより長く楽しみたいという方もために
いまおススメのケア商品をご紹介いたします。
*延命剤
(販売商品名:美咲・フラワーフード・キープフラワーなど)
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これは皆さんご存じですよね。
当店でも生花を¥500以上お買い求めいただいた方には
延命剤の小袋をお渡ししています。
いくつかのメーカーさんから販売されていますので、液の成分は
多少異なりますが、基本的には花を活ける水の中のバクテリアの
発生を抑制する抗菌成分と花が成長するのに必要な
栄養成分が入っています。
使い方を参照いたいただきそれに従って水で薄めて使用するようになっています。
特にバラなどは延命剤が入っていると花保ちがかなり良くなります。
店舗では少し大きめの延命剤ボトルも販売していますので、
夏の間気兼ねなく使いたいというかたにはこちらのボトルもおすすめです。
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*花保ち促進剤
(販売商品名:フィニッシイングタッチ・フレッシュミストなど)
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切り花はもちろん、ブーケやアレンジメントで作った作品など
花や葉に直接スプレーすることで蒸散を抑え新鮮さを保つことが
できるスプレー状になった栄養成分です。
特にダリアなど花の鑑賞期間が短かった花にも有効です。
*切り花用はさみ
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いつもどんなはさみで生花の茎を切っていらっしゃいますか。
家にあるあまり切れ味のよくないキッチンバサミとかを
使われているのならぜひ生花用のはさみを一つご用意
頂けると良いと思います。
花はハサミで切った切り口の部分からしか水を吸い上げることは
できません。ですから花にとって切り口はとても重要。
切れ味の良いハサミで導管を傷つけることなく広い切り口に
してあげることで花はたくさん水を吸い上げ、イキイキと
最後まで花を咲かせることができます。
切れ味の悪いハサミを使うことは導管をつぶすことになります。
つまり飲み口がつぶれたストローで水を吸い上げようとしているのと同じです。
ぜひ、良い切れ味のハサミを常備してください。
軽い切れ味で手入れしやすいフッ素樹脂加工をしてあるはさみ
はおススメです。
以上のほかにも店舗では水揚げ促進剤なども使用しておりますが、
まずはご家庭では延命剤、花保ち促進剤、切れ味の良いハサミ、
などからご用意いただければ夏の花保ち対策に一役買ってくれること
と思います。
そして、花が置かれている環境が何より大切。
花を活けてある水は毎日変えて清潔にしてバクテリアの発生をふせぐ、
茎の切り口は毎回切り戻して新しくしてあげる、
直射日光や冷房の風が直接当たらない涼しい場所に飾る、
この3点は意識していただけるとかなり
花保ちは違います。
お花も人と同じ、気持ちの良い環境においてあげれば
きっと長く楽しませてくれますので、ぜひ試してみて下さい。
延命剤、花保ち促進剤、はさみなどは店頭で販売もしております
ので、こちらもよろしければご利用下さい。
暑い夏も花と一緒に楽しく過ごしていきましょ。