今日ご紹介する季節の花は「どうだんつつじ」。

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この季節、人気の枝物です。
今日はこのどうだんつつじについて深堀りします。

夏になると必ずと言っていいほど花屋に並ぶ枝物はどうだんつつじ。
SNS等でスラリと伸びた枝ぶりが紹介されると人気を呼び、
あまり枝物に縁がなかった人もどうだんつつじの名前だけは
知っているという人が増えてきました。

どうだんつつじは昔から家の生垣とかによく利用されてきました。
春に新芽がでて、白い小さなスズランに似たような花を鈴なりに咲かせます。
夏の間その新緑で人々の目を和ませてくれ、
秋には真っ赤な紅葉も楽しませてくれます。
そして落葉・・・
また春になると新芽を出し・・・
と一年を通してその姿を楽しませてくれる枝物です。

 

 

 

生け垣などで人気の利用は一年を通して姿を変えて楽しませて
くれるという点だけではなく、その成長の遅さです。
一年で10センチほどしか伸びず、最大樹高は2m程度ですが、
それまでに要する時間は20~30年とも言われています。
そのため剪定が楽で伸びすぎないというのは家の生垣にピッタリで
人気の理由もわかります。

 

 

花屋で販売されているどうだんつつじは50センチ程度の短いものから
2~3メートルの長いものまでさまざまですが、
先ほどもお話ししたように1メートルの長さになるまでに
10年の歳月を要しているので、他の枝物に比べると高価となります。
(枝物を育てている生産者さんは年月がかかるので大変なんです)

 

どうだんつつじの人気の秘密。
今日はそれを3つにまとめてご紹介します。

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①枝ぶりの良さ
大きく張り出した脇枝の形が何とも言えずかっこよく1本でサマになる枝物です。
1本花器に立てるだけで圧倒的にその空間が涼しげでラグジュアリーになります。
店舗装飾などでも人気の理由がその枝ぶりの良さです。

②日持ちの良さ
暑い夏でも1か月近く持つことはザラです。
暑さが苦手な花、枝が多い中どうだんつつじは暑さに強い枝物。
そんなにお手入れしなくても長い期間観賞できます。
そのことを考えればコストパフォーマンスが高いとも言えますね。

③手入れがラク
桜などの花木は水が汚れやすいですが、どうだんつつじは
水が汚れることが少ない枝物です。
もちろん、水は変えたほうが良いですが、そんなに頻繁に変えなくても汚れず、
透明のガラス花器にいれても見栄えがとても良い枝物です。

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夏におススメのどうだんつつじの特徴を書いてみました。

お手入れは楽ですが、その中でもより長く楽しんでいただくため、
枝の切り口を切り戻したり、枝に割りを入れて水に接する面積を増やし、
水の吸い上げをよくするようにして飾って下さい。

 

1本の値段はほかの枝物に比べて高価でも圧倒的な日持ちを考えるとむしろ、
安いとも言えます。
そして、何よりその涼しげな枝ぶりは暑さの中にも
清涼感を運んでくれる天然の癒し。
当店でも取り扱っています。

ぜひ今年の夏はどうだんつつじと一緒に過ごしてみて下さいね。

 

 

 

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