今日ご紹介する季節の花はわれもこう。
秋を代表する花です。

学名:Sanguisorba officinalis
和名:ワレモコウ(吾亦紅、吾木香)
科名 / 属名:バラ科 / ワレモコウ属

われもこうは、バラ科・ワレモコウ属の植物です。
日当たりのよい草原などに生える1メートル以下の草で、
秋に枝分かれした先に穂をつけたような赤褐色の花をつけます。

北海道から九州まで分布があり、朝鮮半島や中国大陸でも見られるそうです。

われもこうは何といっても秋の花。
市場に流通する一番の最盛期は9~10月です。

秋の花でまとめたい時に、りんどうやけいとうなどと合わせると
たちまち秋の雰囲気がかもしだされます。
お彼岸の時に彼岸花と合わせるのもステキです。

われもこうは根を漢方薬としても利用します。漢方薬名は「地楡(ちゆ)」。
この植物が持つ止血作用に由来しているそうです。

古くは源氏物語にもわれもこうは出てくるそうです。
ばらのような華やかさはありませんが、
スラっとした枝ぶりを生かして1本だけで飾っても
秋らしさを演出することができる花。
ドライフラワーにもなります。

花屋でわれもこうを見かけたり、「秋」を感じたくなったら
ぜひ飾ってみて下さいね。

 

 

 

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