月曜日の朝は切り花の仕入れのため、市場に向かいます。
まだ夏休みの花屋さんも多いのか、市場にはいつもより花屋さんの姿は少なめです。
市場について仲卸さんで花ぞろえを見ていると、使いやすい大きさで淡いレモンイエローの
ひまわりがまず目に飛び込んできました。
レモンイエローって正にこの色だなと思うような濁りのない澄んだ色。
これは誰にも渡したくないなあと思わず手に取り、そのひまわりに合わせると
良い組み合わせになりそうなダリアや黄色とえんじ色が混じった複色のジニア、
線香花火がパチパチと音を立てながら点滅のような姿を見せてくれる形と
同じ花の形のようなミシマサイコなどを選びました。
まだまだ夏の名残りが残る花市場ですが、「秋」を感じさせるような
花々も入荷し始めています。
この季節のおすすめはけいとう。
けいとうも色々な種類がありビロードのような質感が秋・冬を連想させます。
昔よく見た赤いけいとうだけではなく、シックな色合いで上品さも感じさせてくれる
ブロンズ色やたまごのお菓子のようなふわふわと淡いバニラ色などどんどんと進化しています。
そして、最近では着色のために液を吸わせて色を付けたけいとうもあります。
自然界ではまだ見ぬ紫なども花合わせによってとても上品な世界観を作り上げてくれて
最近ではお気に入りのけいとうの一つです。
そして花保ちも良いので長く楽しんでいただけます。
もう少しすると秋の実物もたくさん出回るようになります。
紅葉を思わせるビバーナム・コンパクタ、真珠の粒のようなシンフォリカルポス、
バラの実、色とりどりのトウガラシの仲間、コニカルなど実物もたくさん楽しめます。
季節の経過とともに楽しめる花々も移り変わります。
「秋」の花、益々楽しみですね!