今日ご紹介する季節の花はラナンキュラス・ラックス。
ラナンキュラスは世界に500種類以上が分布するとされる花です。
鉢物、切り花共に春には人気の花です。
今日はその中でもラックスの品種を深堀りしてみました。
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*ラナンキュラス ラックス(Ranunculus Rax series)
キンポウゲ科キンポウゲ属
原産地はヨーロッパ~アジア地域。
ラナンキュラスは本来は一重の五弁花ですが、一番切り花として多いのは八重咲き品種で、
薄く柔らかな花びらをたくさん重ねてふんわりと咲くのが特徴です。
ラナンキュラスの中でもラックスシリーズは花弁が光ることから
(ラナンキュラス+ワックス)という由来で名づけられたそうです。
品種名はギリシャ神話に登場する名称から取っているそうで、
アリアドネ、ヴィーナス、アウラ、ジュピター、ティーバ、ハデス、メリッサ
などなどの品種名が付いています。
ラックスシリーズは育種家として有名な宮崎県「綾園芸」作出です。
ラックスは登場以来、2012年に開催されたオランダのフロリアードにて賞を受賞するなど
これまでにもたくさんの賞を受賞し、日本の育種の素晴らしさを世界に示してくれています。
ラックスはスプレー咲きで最後のつぼみまで咲ききるため長い期間花を観賞できます。
第一花が散るころには、次の蕾がしっかりと花を咲かせてくれます。
この花のスラリとしたラインを生かしてアレンジやブーケに加えるととても素敵です。
また鉢物としても出荷されていますので、庭植えにして楽しむ方法もあります。
ラナンキュラスの切り花の出荷は3月がピーク。
ぜひ一度ラックスを飾ってみてはいかがでしょうか。