今日ご紹介する季節の花はフロックス。

 

学名:Phlox paniculata
分類:ハナシノブ科 / クサキョウチクトウ属
和名:クサキョウチクトウ、または「オイランソウ」
原産地:北アメリカ・シベリア

おもに7月~8月にだけ出回る、夏の季節花「フロックス」。

昔は「オイランソウ」という名前で親しまれていました。
由来は花魁(おいらん)の白粉(おしろい)の香りに似ていたとか。
でも、実際に香りをかいでみると、香りはほんのりぐらいで、控えめです。

切り花で市場に出回っているのは主に白。
涼しげで、清楚な雰囲気のある白いフロックスは、夏のアレンジメントにぴったりです。
たまに見かける淡いピンクやラベンダー色もとても可憐。
ナチュラル系の花合わせにとてもよく馴染みます。

また園芸品種には、
たとえば「シュガースター」のように、花弁の中央に白い筋が入ったユニークなものもあり、
フロックスと一口に言っても、実はとても奥が深いのです。

フロックスの魅力のひとつは、咲き方のリズムにあります。
咲いた花が一輪ずつ静かに落ちていき、
そのすぐあとから次の蕾が顔をのぞかせる──
その繰り返しがとても可愛らしく、長く鑑賞することが出来ます。
暑さにも強く、夏の花あしらいにぴったり。
お手入れも難しくありません。

今がちょうど旬のフロックス。
お部屋に一輪、白いフロックスを飾るだけで、
涼しさと清らかさが感じられ、さわやかです。

花が次々と咲いていく様子を見ていると、
「この花、けっこうがんばって咲いてるな」なんて思えて
なんだか元気をもらえる気がします。

ぜひこの夏は、
日々をやさしく彩る“涼やかなお花”として
フロックスをお部屋に迎えてみてくださいね。

 

 

 

 

 

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