春の花、代表的な花の一つにあげられるのがスイトピー。
品種も多く、ひらひらとした花びらと甘酸っぱい香りが特徴のマメ科の植物です。
新品種も毎年のように出てきますし、最近では染めたものが多いのも特徴となっています。
今年はコロナの影響でブライダルなどイベントが少なく白や淡い色の行き場が例年に比べ
少ないということもあって染めているスイトピーが多くなっているという事情もあるとか。
染めてあるスイトピーは元々白や淡いクリーム色などを染めていることが多いことに由来します。
染めるやり方は染色液を吸わせて色をつけています。
染めている花はだいたい葉脈が鮮やかに見えるか、茎の切り口が色に染まっているのでわかります。
とは言え最近の染スイトピーは染めていることがはっきりわかる鮮やか系と
言われないとわからないぐらい淡い色付けという場合もあるので
う~ん、どっち?
ということもしばしばです。
ではここで問題。
以下の写真のスイトピー、どのスイトピーが染めてあるものでしょうか。
染めてあると思うものを全部お答えください。
1.
2.
3.
分かりましたか?
(正解はページの最後にあります)
なかなか難しいでしょう。
そのぐらい染め上がりも美しいですし、自然の不思議もあります。
スイトピー大好きな私は市場で見るスイトピー、全種類を持って帰りたい誘惑にかられますが、
さすかに無理なので
今日はこれ!
と決めたらあとは見ないようにして市場を去るしかありません。
春の花は毎回後ろ髪をひかれる思いで市場を後にするんです。
さて、1月21日は「スイートピーの日」。
スイトピーと言えば松田聖子さんの「赤いスイートピー」が有名ですが、
実はこの歌が発表された当時、1982年ごろは赤いスイートピーはまだありませんでした。
その後の品種改良で「赤」といえるスイートピーが登場。
スイートピーの品種改良に、あの曲の影響があったのは確かだそうです。
そしてその「赤いスイートピー」が発売された日を記念して、
1月21日「『スイートピーの日」としたそうです。
正解:染めているスイトピーは2.
1.と3.は自然な色合いです。