今日ご紹介する季節の花は「姫水木」。
枝ものなので、主役の花ではありませんが、主となる花々を引き立ててくれる
とても素敵な脇役。
淡い黄緑色の葉が初夏のさわやかさを引き立ててくれる名脇役です。
学名:Corylopsis pauciflora
和名:ヒュウガミズキ(日向水木) その他の名前:ヒメミズキ
科名 / 属名:マンサク科 / トサミズキ属
花屋では姫水木と呼ばれていることが多いと思いますが、
ヒメミズキ、トサミズキ、ヒュウガミズキと呼び方がいろいろあるようです。
見分け方は花穂が長いのがトサミズキ、短いのがヒュウガミズキだそうです。
本来花が咲くのは3月~4月ですが、市場には年が明けて少し経ったころから
出荷され始めます。
桜と同じようにまず花を咲かせます。
姫水木は黄色の小さな可愛らしい花を鈴なりにつけて、
花が終わってから新緑をグングン伸ばします。
この季節はその新緑が青々として出荷されてきます。
枝の部分は比較的細く、葉はひとつひとつが小さくて形がハート型のようになっています。
葉も色合いは先端が少しグラデーションがかかったうすオレンジのようになっているのも特徴の一つです。
秋には葉色が紅葉します。
今の時期から7月ごろまで出荷が多くなります。
明るい緑色がほかの花をとてもよく引き立ててくれます。
また葉が小さいので、どんな花とも相性が良く使いやすい枝ものです。
当店では市場に入荷があるときは必ず入れています。
ぜひこの季節、姫水木を楽しんで下さい。