No.35
 
 第35回目の作品は律子さんの作品。
 彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて、今年1年目。
 今回は春らしい色合いの花材を使った花瓶活けのお花です。

今回のテーマは?
 「お花の長さを調整してオウトツを出し、中心に目線がいくようにしました。
  そして、ダリアの花が一番綺麗に見えるよう活けてみました。」
 とおっしゃる律子さん。
 
 春を告げるこでまり、ミモザの枝ものに、チューリップ、ダリアなど
 優しい色合いの花材での花瓶活けです。

 花の形、大きさが似たような花材で、変化をつけていく事は難しいことです。
 律子さんがおっしゃるように、長さを調整して立体感を出さないと、
 奥行きのない平面的な花になってしまいます。
 その点、律子さんは花の特色を生かして、わずかな長さ、角度の違いを
 花にほどこしています。ダリア、そして他の花々が美しく見えるのは
 その為です。

 「美しく花を活ける。」 これはいけ手にとっての命題ですが、美しく活けるさまは
 人それぞれです。
 レッスンでわずかな手直しをすれば、自分の作品が素敵になる事実、
 そして失敗を恐れることなく、挑戦しつづけて下さればと願っています。
 いつも一生懸命くふうしながらお花と向き合っている律子さん。
 今後益々の飛躍を期待しています。

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