No.44
 
 第44回目の作品は千佳子さんの作品。
 彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて、今年14年目。
 今回はお正月の花瓶活けのレッスンです。

今回のテーマは?
 「花全体の骨格となる松や千両を入れていく中で、
 千両に長さを出して、ラインをより強調したいと思いました。
 又、シンビジウムを中心に、ライラックの紫とラインでつながるようにしました。
 お正月らしさを出す為、じゃの目松を全体に散りばめ、
 水仙の葉を美しく見せる事にも気を使いました。」
 とおっしゃる千佳子さん。

 もはやベテランと言える千佳子さんは、花瓶活けの美しさを出す事を
 知りつくした人とも言えます。
 きちんとテーマ(自分の意思)を持って花を活ければ、おのずとその姿、
 形が花に投影されるもの。
 花は自らをうつし出る鏡とも言えるものです。

 その日「花とどれだけ真摯に向き合えたか。」その事が形となって眼の前に
 現れるのではないでしょうか。
 努力と物事に向き合う態度は必ず結果としてあらわれます。

 千佳子さんのように、「花を活ける」過程1つ1つを大切にしていただけたら、
 必ずその人らしい素敵な花が挿せるようになるはずです。

        <<                  >>   

                        Beautiful Boy Web Site Top ページへ