No.48
 
 第48回目の作品はせい子さんの作品。
 彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて、今年11年目。
 今回はグリーンを生かした花瓶活けです。

今回のテーマは?
 「色として、茶色と緑色の出し方、特に緑のポイントとしてのリューカデンドロンの
 扱いには気を使いました。
 又、花器が大きく、花が留まりづらいので、気をつけました。」
 とおっしゃるせい子さん。

 今回は初夏を想わせるグリーン、白、そしてアンティークな茶色の八重が美しい
 トルコききょうなどの花瓶活けです。
 器の口径は大きく高さもあります。花留めなど、いっさい使っていないので、
 最初、花をおもう位置に留めるのはとても難しいです。

 でも、レッスンでのテクニックや、ベテランの経験を積んだせい子さんは、
 花全体の土台づくりにポイントを置いて、作品を構成しています。
 お互いの花が、お互いを上手にささえ合うというテクニックを駆使して
 雄大、かつ、ラインの美しい、洗練された花を表現しています。

 季節のうつろいを花で表現する贅沢。心が豊かになる時間です。

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