No.47
 
 第47回目の作品はやよいさんの作品。
 彼女はビューティフルボーイでレッスンを始めて、今年6年目。
 今回は桜など春を感じさせる花の花瓶活けです。

今回のテーマは?
 「桜の存在感を出せるよう、前にもってきました。
 別の花に埋もれないよう、他の花とのバランスにも気をつけました。」
 とおっしゃるやよいさん。

 「 桜 」 − 日本人なら誰もが特別な想いを寄せる花です。
 花を活ける時、枝物が苦手という人も多いですが、うまく他の花と調和させるには、
 枝をもっとも目立つ位置にもってくることです。
 なぜなら、枝物の存在感は、普通の花では表現できない特別なもののことが
 多いからです。

 この特別な存在感を引き出せるように、やよいさんは一番の特等席に桜を配しました。
 花をよく観察すると、おのずと、その美しく見える向きもわかってきます。

 「 花に教わる 」 − テクニックだけではなく、その心構えこそが、美しく花を活けるすべを
 教えてくれる。
 やよいさんの花を見て、原点を思い出させられた気がしました。

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