最近お昼休みとかによく見ているのがネットページの「料理王国」。
元々は1994年創刊の料理人のための情報誌。
それをウエッブサイトでも見れるようになっている。
ふとしたきっかけでたまたま見て、そこに登場する料理人たちの
考え方、生き方が魅力に富んでいて楽しみに読ませてもらっている。
料理人=職人の人たちはそれぞれが素材を使っていかに自分らしく
料理という形でお客様に喜んで頂けるかを追求している。
和食、フレンチ、イタリアンなどそれぞれ作る料理も違うし、
表現の仕方もトラディショナル、モダンなどさまざま。
料理はもちろん素晴らしいものばかりだけれども、それより何より
それぞれの料理人が自分の哲学に基づいて料理を極めようとしている姿にストーリーがあり
毎回感動させられる。
有名で天才と呼ばれ、たくさんの人にその才能を認められている人でもたくさんの失敗と努力があり、
そして必ず師と呼べるような人との出会いもある。
人生において失敗や努力は当たり前のことだけれど、その努力の仕方や失敗をただの失敗に終わらせず
考えに考えて次のステップの踏み台として昇華させているところにいつも惹きつけられる。
結局たくさん考えていろいろと試行錯誤しながら実行する人が階段の高いところまで登れるのかなあと思わされます。
料理の世界は花の世界にも似たところがあって自分の身に置き換えて勉強になることがたくさんあり、
励まされ、明日も頑張ろうという気にもさせられます。
料理人と言っても80歳ぐらいの超ベテランから20代の若手まで、
料理人というくくりでは同列。
いつまでも続く競争の中で自分を失わずに続けていくことは、本当の意味で
料理とは・・
人生とは・・
というフィロソフィがしっかりその人にないと続けていくのは難しい。
そしてその哲学が感動を呼ぶんですね。
ところで料理王国を読んでいて気になることがひとつ。
登場する料理人が男性ばかり。
料理は女性にとっても身近なはずだと思うのですが、
料理人のたくさんの女性登場はまだまだ難しいんでしょうか・・