今日ご紹介する花はすずらん。
5月1日はフランスでは「すずらんの日」。
フランスではすずらんのことを「ミュゲ(Muguet)」といい、すずらんの日のことを
「ジュール ドゥ ミュゲ(jour de muguet)」 と言います。
5月1日にすずらんを贈るようになったのは、1561年頃からといわれています。
きっかけはフランス王のシャルル9世がすずらんの花束をもらったこと。
すずらんをもらったシャルル9世は、すずらんは「受け取った人に幸運をもたらす」
という意味があることを知ってとても喜び、それから宮廷の女性たちへすずらんの花を贈るようにしたのだそうです。
今では宮廷だけではなく一般市民へもこの文化が少しずつ広がり、フランスでは
すずらんを贈る風習が現在も続いています。
とても素敵な風習ですね。
すずらんの花の特徴としてはその香り。
すずらんは香りがとても良いことが有名で、三大フローラルの1つといわれています。
三大フローラルは、バラ・ジャスミン・スズランのことを指します。
香りの世界では「三大フローラルノート」と呼ばれるものがあるそうです。
そういえば香水には必ずこの3種類はありますね!
すずらんの日本の切り花生産の産地としては主に長野県と北海道となります。
今年は1,2月が寒く3月に急に暖かくなったせいか、露地咲きの花は例年に比べ
早く咲く傾向になります。
私の家の近所のお宅の庭にはもうすずらんが咲き始めていて今年は早いなあと思っています。
ほんのわずかの時期にだけ出回るすずらんの花。
本日店舗にも入荷しています。
可憐なその姿と香りを楽しんでいただければと思います。