5月も中旬になりました。
この季節、最もおススメしたい花は何といってもしゃくやく(芍薬)。
芍薬は古くから愛されている花です。
芍薬はボタン科の多年草。
花形がそっくりなボタンの花と芍薬の花の違いは分かりにくいですよね。
ボタンとシャクヤクはともにボタン科ボタン属に含まれますが、ボタンは木本植物、
シャクヤクは、冬期に地上部が枯れる多年生の草本植物です。
つまりボタンは木ですが、芍薬は草の仲間に分類されます。
芍薬は アジア大陸北東部の原産です。
古くから愛されているこの花は一重咲きの「和シャク」、西洋で主に交配された八重咲きの「洋シャク」があります。
しゃくやく生産地の日本一は長野県中野市。 品種も30種類ぐらいあるそうです。
色合いも白、ピンク、赤などがあり、咲き方が色々と異なります。
ヨーロッパではRose of May (5月のバラ)と呼ばれるほど優雅で初夏の花として愛されているしゃくやく。
この季節、フランスでは日本以上にどこの花屋さんでも芍薬のオンパレードらしいですよ。
当店でもこの季節、芍薬の花を数種類店頭にご用意しております。
芍薬の花はたまに咲かなかったという声も聞かれます。
花の切り前が早すぎると花に力がなく咲かないことがあります。
花屋で選ぶ際は少しほころびそうなぐらいの花を選ぶと必ず咲いてくれます。
また咲く前は花びらの表面にベタベタとした花の蜜がついていることがあります。
これを濡れた雑巾などで拭いていただくとしっかり花が開くことがあります。
一年でももっとも美しいこの時期、ぜひ芍薬を飾って季節を楽しんでみませんか。
ご来店、お待ちしております。