お客さまにとって当店は何を提供できるのか。

日々考えています。

花や鉢物。

それはもちろんなのですが、花屋を訪れる方々は商品以上にどこに価値を見出しているのか。

日々模索しています。

 

きれいな花、花壇で育てるのにステキな苗。

それは当然なのですが、それ以上に花は人の心に触れる商品だと思っています。

悲しい時は元気づけてくれる花。

嬉しい時は一緒に喜びを表現してくれる花。

 

花を見つめることにより、そのものはもちろんそのバックグラウンドに

ある背景を呼び覚ましてくれます。

 

あじさいを見て、子供のころに親と訪れたお寺を思い出し、

一緒に楽しい時間を過ごしたことを思い出したり、

ひまわりを見て、家族と一緒に訪れた異国の広大なひまわり畑を思い出したりします。

花を見るとおのずとそのものと一緒にたくさんの思い出や感情が呼び覚まされます。

それは音楽にも同じことが言えると思います。

新しい出会いも同じで、新しい花を見つけたり、

気に入った曲をみつけるとこれからの未来を明るく描けたりします。

 

花の持つ魅力は過去のノスタルジーと未来への希望。

心の豊かさをさらに深くしてくれる花々。

 

単に花を売るだけではなく、花を通してお客さまに満足していただくこと。

お客さまにこちらから提案するには私たちフローリストの懐が深くなければ提案できません。

そして、信頼していただくことも大切です。

そのために私たちフローリストは常に自分自身勉強し、深い教養を身につけなくてはと思います。

 

スタッフにもその点を意識して過ごしてもらいたいと思っています。

 

 

 

 

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