今月のレギュラーレッスンは花瓶活け。
花器に吸水性スポンジは使わずそのまま活けていただくレッスン。
このレッスンは私がレッスンを始めた時から一番大切にしているレッスンです。

 

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通常家に花を飾るとき、吸水性スポンジを用意して飾るより
お家にある花器を用意してそこにそのまま花を飾る機会が
一番多いと思います。
買ってきた花や庭にある花、いただいた花をササっと自分が思うように
飾ることが出来るようになると楽しいはず。
そのために花器に飾るコツをさまざまな形状の花器と季節ごとの花で
飾れるレッスンです。

レッスンで生徒さんが生けた後に私がアドバイスをするのですが、
その際、生徒さんから
「枝を切ってしまうともう元には戻らないから怖くて切れなかったです・・」
と言われました。
その生徒さんに限らずほかの生徒さんからもよく聞くお話しです。

こうしてしまうと取り返しがつかなくなるからどうしよう・・・
こうしてしまうと変だったらどうしよう・・・
とりあえずやめておこう・・・

などなど・・

気持ちは痛いほどわかります。
私だって自分で花を活ける時にそう思うことはありますから。

どうしてそうしたくないか考えた時、
一番頭に思い浮かぶのは失敗したくないという思いです。

正解を知ってからやりたい、
失敗をして後悔したくない、
などなど。

でも人間一度やってみないと何事も身につかないものではないでしょうか。

失敗すれば失敗したという体験になります。
人生で体験することは生まれてからずっと初めてのことがほとんど。
その中で自分なりに失敗や成功を重ねて、自分なりの経験を積み上げていくものです。
そして失敗しない人なんて一人もいないことも現実です。

やってみないと何事もわかりません。
失敗したら失敗したという経験が今度は自分の武器になります。
どんなことも一歩踏み出してみないとわからないもの。

花の場合、ちょっと枝が短くなっただけという人生の中では
そこまで重要なことではないはずです。(笑)

まずは自分が思うようにやってみてそこから考えて
経験値としていただくことが何より大切です。
踏み出さないよりぜひ失敗してみて下さい。
そのあとどうして失敗したか振り返ることの方が次につながります。

毎日新しい経験があるとお花もきっと楽しくなります。
どんどん自分が思うことをやってみましょう!

 

 

 

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