今日は「すごすぎる色の図鑑 色の秘密がすべてわかる!」
ingectar-e著 KADOKAWA出版の本を読んで、
「へぇ~!」という知らなかった色のたくさんの秘密が楽しかったので、
少しそのお話を書こうかと思います。

*同化現象
二つの異なる色が隣接した時、互いに色が近づいて見えること
のお話です。
特に色の面積が小さく細かいストライプやメッシュ状の時によく起こる
ことだそうで、例えば野菜のオクラは緑色のネットに入って
売られていることが多いですが、このことにも理由があるそうです。
ネットの緑色に引き寄せられ、中に入っているオクラがより瑞々しく
新鮮に見える効果があるそうです。
これはみかんも同様で、みかんを赤いネットに入れることで
赤みが増しよりおいしそうに見える効果があるそう。

同化現象には色相の同化、明度の同化、彩度の同化があるというお話。

補色残像
ある色をじっと見たあとに白い背景に目を移すと
実際にはない色がぼんやり見えることがあります。
例えば赤い丸をじっと見た後に目を移すとうっすら
青緑の丸が見え少しすると消えていきます。
このように色の刺激を受けた目が反応し、
見た色とは異なる色を作り出す現象を補色残像と呼びます。
この現象は日常の中でも利用されており、
例えばスーパーに並ぶ牛乳パックのデザインに青や白が多いのは
青の補色の黄がうっすら残像で見えることで牛乳を
クリーミーに感じられるからだと言われています。
外科医が手術をするときは薄い青緑の手術着を着ます。
これは手術中に赤い血液を見続けることで
補色の青緑が残像としてちらつき集中力が途切れてしまうため、
手術着や手術室の壁の色を薄い青緑にすることで
目の疲労を軽くし集中力を保つことに役立っているそうです。
補色残像の効果は商品パッケージや日常生活のいろいろな場面で
たくさん活用されているようです。
普段意識しないで、たくさんの色を見ていますが、
無意識に人間の脳は反応しているようです。
こういった現象や色の効果を利用して
ユニバーサルデザインや企業のロゴ、
店内装飾や乗り物の座席など効果はたくさんの場面で利用されています。

暖色系の空間はテンションが高まり、
時間があっという間に過ぎる感覚になるそうで、
逆に寒色系の空間は気分が落ち着き、時間がゆっくり流れるように感じるそうです。

そのため飛行機の内装、座席は寒色系の色が多いとか。

長時間のフライトもそのおかげで少し短く感じるのでしょうか。

色の影響力はすごいです!

そのお話を読んで、無意識に花の色を選んだり、
逆に意識して選んだ理由がより明確になりました。

皆さんもご興味がありましたら、ぜひ
「すごすぎる色の図鑑 色の秘密がすべてわかる!」
ingectar-e著 KADOKAWA出版  をご覧ください。

 

 

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