今日ご紹介する季節の花はけいとう。

けいとうは秋を代表するひと花でありますが、形・色合い・大きさなどたくさん種類があります。

順を追ってご説明します!

和名:ケイトウ(鶏頭)  
科名 / 属名:ヒユ科 / ケイトウ属(セロシア属)

けいとうは熱帯アジア、インド原産の植物です。

昔からけいとうと言ってすぐ頭に浮かぶのは赤い鮮やかな色合いのけいとうではないでしょうか。

けいとうの名前の由来はニワトリのトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれれています。

ケイトウの仲間、セロシア属(Celosia)には60種ほどがありますが、

セロシア属のケイトウの仲間は、大きく4つのタイプにグループ分けされます。

1.「トサカケイトウ」

IMG_8772.jpg

花屋で切花として出回るのは、頭が大きく茎が平べったい「ボンベイ」「セッカケイトウ」など。

個体差が多く見られ、トサカは大きいものが多いです。

淡いピンクやグリーンなど、ニュアンスカラーのオシャレな品種が多く作られているのもこのグループです。

2.「久留米ゲイトウ」
IMG_8776.jpg

トサカ状の花が折り重なるように固まって、球状になるタイプ。

切花で一番頭に浮かぶのはこのタイプではないでしょうか。

丸くてころんとした小ぶりな形が特徴です。赤、ピンク、オレンジ、黄色など色合いもさまざま。

花が小さめなので他の花とも合わせやすいけいとうです。

近年では染めた久留米げいとうも多く、紫、茶など渋い色合いも素敵で

当店でも仕入れて秋は店頭に並んでいることも多いです。

3.「羽毛ゲイトウ」
ふさふさした円錐形の炎のような形が特徴のけいとうです。

羽毛の長いものから短いものまであります。

4.「ノゲイトウ(セロシア)」

IMG_8774.jpg

ノゲイトウ系と言われるケイトウを改良してできたのが『セロシア』と呼ばれるケイトウの種類です。

先端がトサカにはならず、花穂は細長い円錐形で枝分かれしてたくさんの花穂をつけるものが多いです。

他のけいとうとは雰囲気も違い、1本の茎から枝分かれして小さな花穂をたくさん付けるタイプ。

キャンドルのような形が特徴ですです。

私も知らなかったのですが、ハゲイトウやヒモゲイトウは、ケイトウとは別属の植物です。

けいとうと呼ぶことから一緒かなと思っていました。

ヒモゲイトウは同じヒユ科の仲間ですが、属が違うそうで「ヒユ科アマランサス属」。

鉢物で多く見られる鮮やかな葉っぱを楽しむケイトウ、「ハゲイトウ」。

             IMG_7260.jpg    

こちらも「ヒユ科アマランサス属」のなかまです。

いかがでしたでしょうか。

一口にけいとうといっても種類、色合い、大きさはさまざま。

花合わせもそれぞれのけいとうの持つ特徴で変わってきます。

けいとうは一般的に花保ちもよく、ビロードのような質感が秋にピッタリのお花です。

色合いもニュアンスカラーがどんどんと増えているトサカけいとう、

染めた花がどんどんと増えている久留米げいとうなど

毎年今まで見かけなかったけいとうも増えています。

ぜひ秋にはけいとうを飾ってみてください。

おススメですよ~!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

おすすめの過去ブログ