6月になりました。
少し暑くなってきたし、花もちの良い花がいいけど、
何を飾ったらいいかなと迷っている方に6月におすすめの花いたします
ので、ぜひ最後までご覧ください。

スモークツリーには雌と雄の株があります。
松やイチョウにも雄雌の木があり雄の木に松笠はなりませんし、
銀杏は実を付けません。
スモークツリーも同様で、雄木の枝先は花序が短く、煙状にはなりません。
雌木の枝先につく花序は長さ約20センチ程度で煙のように見えることからこの名前が付きました。
市場に出回る旬は5月から6月。
ふわふわとした花が人気で、そのままドライフラワーとしても楽しめます。
切り花はもちろん、暑さ寒さにも強い木なので庭木としても流通しています。

分類:ツツジ科スノキ属
原産地:北アメリカ
和名:亜米利加酢ノ木(アメリカスノキ)
ブルーベリーは、北アメリカ原産の落葉低木で、種類は200~300種あると言われています。
初夏に白やピンクの花が咲き、6月~8月頃に紫色の小さな実が収穫できます。
ベリーとは、核のない果肉のやわらかな食用小果実という意味で、
ブルーベリーとは青い食用の小果実という意味です。
英名のblueberryは、実が熟すと青くなることから名づけられました。
枝ものとしてのブルーベリーの出回り時期は5月~7月。
出始めの5月初めは実も小さく緑色ですが、時期によって、実の色が変わっていきます。
花屋にブルーベリーの枝物が並ぶのは、熟す前の実がついている時期の6~7月です。
花の時期の流通はほぼありません。実つきの枝ものを花束にしたり、
フラワーアレンジのアクセントに使います。
グリーンからブルー、赤系と、入荷の時期で変化していきます。
葉っぱの色も、出始めは浅い緑色ですが、11月の紅葉の時期は赤く色づき、枝も固くなります。
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植物名:ブラックベリー
学名:Rubus
英名:Blackberry
和名:
科目:バラ科
属名:イチゴ属
原産地:アメリカ、ヨーロッパ
出回り時期:6月〜9月頃
小さな粒が集まった、ころんとした球状の実ものです。
食用のブラックベリーと同じですが、花屋には初夏の枝ものとして出荷されます。
実の色はグリーン→ロゼ→ブラック へと変化していきます。
出荷される時期によって実の色は変化しますので、時期、時期によって
違う実の色を楽しんで下さい。

あじさいの英名はHydrangea。Hydrangeaの意味は水の器。
あじさいはアジサイ科アジサイ属の植物。原産は、日本に自生しているガクアジサイです。
日本原産のガクアジサイが西洋に渡り品種改良を重ねられ、
西洋アジサイとして日本に逆輸入されてきました。
あじさいの種類は多く、日本の各地で古くから自生している山あじさい、
ガクアジサイ、柏葉あじさいなどがあります。
またアジサイの仲間としてアナベルやノリウツギもあります。
あじさいの本来の花はガクの中央に位置している小さい丸い部分です。
私たちが花と思っている部分はガクです。
ここ20年ぐらいでどんどんと品種改良が重ねられ、鉢もの、切り花ともに品種が増えました。
特に鉢物のあじさいの改良は目覚ましく西洋あじさいのみならず日本古来の山アジサイなども
見直されて小ぶりでかわいらしい「伊予獅子てまり」などの品種も多くなりました。
また通常のあじさいの他に、秋色アジサイと呼ばれるあじさいも切り花、鉢物ともにあります。
秋色アジサイとは品種名ではなく、通常のアジサイの開花時期である初夏に咲いた花が、
気温の変化などによって、時間をかけてアンティークカラーの色あいに
変化した状態のことを「秋色アジサイ」と言います。
秋色あじさいはドライフラワーになってもきれいに花が残るので、
ドライ素材としても人気となっています。
切り花としてのあじさいは輸入ものと国産ものがあります。
国産のものは5月~10月ごろまでの出荷があり、輸入のものは周年あります。

和名:ジューンベリー
科名 / 属名:バラ科 / ザイフリボク属ザイフリボク属は、北アメリカを中心にアジアとヨーロッパに
分布し、日本にはザイフリボク(Amelanchier asiatica)が自生しています。
ジューンベリーは近年人気の高い花木で、葉が完全に展葉する前に
白い花を数多く咲かせます。
切り花はもちろん、庭に植える花木として人気です。私が市場でジュンベリーの出荷を見るようになったのは
10年ぐらい前からで、切り花としての出荷は新しい枝物です。
種類としてはグミの仲間だそうです。英名の“Juneberry”は「6月になる果実」を意味します。
5月下旬から6月初旬のほんの短い期間市場に出荷されてきます。
赤く熟した実は生食やジャムに加工することができるそうです。
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今月おススメする花5選。
*スモークツリー
*ブルーベリー
*ブラックベリー
*あじさい
*ジュンベリー
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いくつご存じだったでしょうか。
この季節だけにお届けできる花たちです。
その花だけを飾るのはもちろん、ほかの切り花と一緒に飾るのももちろん素敵です。
暮らしに花を取り入れて毎日を特別な日にしてみてはいかがでしょう。
今すぐできる心豊かになる生活はまずお花を飾ることから。
ぜひ花を飾って楽しんでくださいね。