本日は夏におススメ、リシアンサスのご紹介です。

リシアンサスは、英名の「Lisianthus」に由来しています。

和名はトルコききょう。

呼び方は市場、花屋さんによって違いますが、花は同じです。

 

当店は和名で読んでいます。

トルコききょうが日本に伝わったのは1930年代。

まだ70~80年しか歴史がありません。

本来紫色の一重咲きしかなかったトルコききょう。

私が花屋を始めたころも一重咲きのトルコききょうがほとんどでした。

その後品種改良が進み今では市場に出荷されるトルコききょうはほとんど八重咲きとなりました。

昔のトルコききょうをご存じの方は最近のトルコききょうをバラと見まちがえる方がたくさんいらっしゃいます。

それほど花の持つ雰囲気、咲き方が変わりました。

トルコききょうは周年出回っていますが、本来の季節は夏。

暑い時でも花保ちもよく、種類も多く出回ります。

世界に先駆けて日本で品種改良が進んでいるトルコききょう。

長野県千曲市で栽培と育種に取り組む中曽根健さんはフリンジ咲きの大輪で人気の「コサージュ」シリーズの生みの親。

花びらのフリルが波打つエレガントな姿に私も魅せられています。

毎年品種開発の圃場に数百種類の掛け合わせを植えて品種として誕生するのは数種類だそうです。

それほど開発に年月と労力がかかるトルコききょう。

人気のコサージュシリーズも誕生までに10年以上かかったそうです。

品種名に「NFマンゴー」とか、「NFシュガーホワイト」とか品種名がついているのですが、

その「NF」とは、「中曽根系フリンジ」の略。

新しく生み出した品種にご自身の名前がついているなんて、ステキです。

 

当店では夏はトルコききょうをおススメしています。

暑い夏でも元気に咲いてくれる素晴らしい日本生まれの花をぜひ飾ってみて下さいね!

 

 

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